車の鍵がないっ!
出かける間際になって、鍵が見つからないとあせりますよね。しょうがない、確かスペアキーがあったから今日はそれを使おう。で、どこにしまったかな・・・あれ、おかしいなあ。
ってスペアキーもないっ!
こうなってしまうと最早どうしようもありません。とりあえず応急的に何かをする必要があります。
そこでこの記事では、鍵をなくしたあなたが再び愛車を運転するためにするべきことをご紹介していきます。不安になることは全くありません。時間と費用を相談しながら自分にあった解決法を見つけてみてください!
目次
さんざん探した後かもしれませんが、この場に盲点となりそうな箇所をあげていきますので、もう一度探してみましょう。
後からこんなところにあったのか!というのはよくあるパターンです。どこかに依頼するとなると、どうしても時間と費用がかかってしまいます。余計な出費はなるべく避けたいですよね。
ご主人や奥様など、家庭内でクルマを乗り回していませんか。最後に乗ったのは誰だったか思い出してみましょう。
どんなに考えても自分の行動に心当たりがない場合、意外とパートナーが使っていたというケースもよくあります。
同居している親や、近所の知人に貸した場合などもあるかもしれません。また、自分の知らないところで貸していることもありえます。
親が車を借りにきた
↓
自分が不在
↓
奥様が対応して貸した
↓
問題なく車がかえってくる
↓
そのまま親がカギだけ持っていってしまった
↓
自分は貸したことを知らない
どんなに振り返っても身に覚えがないときは、このように知らないところで貸し借りをしているかもしれません。
これもあるあるの話しです。とくに男の子はクルマに興味を持つ時期があります。トミカやミニカーなどでよく遊んではいませんか?
自分が運転手になった気分で、本物のクルマの鍵を使ってドライブごっこ。夢中になって遊んだあとは、おもちゃ箱に片付けて、、いや、ポイっと放りなげているかもしれません。
小さい子は大人の想像もつかない動きをするものです。ですからあまり常識にとらわれずに子ども部屋などを探してみましょう。
ちなみに筆者も免許証がなくなり大騒ぎしたことがありました。一通り探して見つかったのはなんとプラレール(電車のおもちゃ)の箱の中。乗り物つながりか・・とつぶやかずにはいられませんでした。
ペットを飼っている方は、その可能性も疑ってみましょう。口にくわえたまま動き回ってはいないでしょうか。サークルの中や、クッションの下などに紛れ込んでいるかもしれないので、念のため確認しておきましょう。
小物をかくすクセがついたイタズラ好きのワンちゃんの場合、いつもの隠し場所も要チェックしてください。
探してもどうしても見つからないときは、いよいよ救援を頼みましょう。
大手の鍵屋さんならほとんどの車種に対応してくれるので安心です。もし知っている鍵屋さんが思いつかないときは下記を参考にしてください。
作業時間・・・1時間くらい
作業費用
①シリンダーにさすタイプの普通の鍵
15000円~25000円
②イモビライザー付きの鍵(スマートキーなど)
38000円~
もちろん時間や費用は概算の数字です。車種や状況によって変わりますので、よく相談をして確認をとってください。
また②のイモビライザーですが、こちらは次章でかんたんにご説明します。
イモビライザーとは、かんたんに言うとクルマの防犯装置のことをいいます。
鍵屋さんに連絡すると、このイモビライザーがついているかの質問を受けることがあります。イモビライザーには以下のような特徴があるため、費用が高くなります。
イモビライザーは電子キーのようなもの
イモビライザーキーの頭の部分に小さなICチップ(トランスポンダといいます)が収納されています。このチップに書き込まれたIDコードと、車両本体に登録されているIDコードを照合し、一致したときにエンジンがかかる仕組みになっています。
物理的な仕組みではなく、電気的な信号によってエンジンを始動させるキーシステムです。
しかし、いきなりそんな耳慣れない言葉をいわれても、よくわからない方も多いでしょう。イモビライザーがついているかどうかの見分け方もあるのですが、自信がない人はクルマの車種や年式、鍵の形状(スマートキーなど)などを鍵屋さんに伝えてください。
イモビライザーの見分け方や詳細を知りたい方はコチラ
▶イモビライザーとは何ですか?その仕組みと自分で判別する方法!
一番最初に思い浮かぶのは、懇意にしているディーラーの営業さんの顔かもしれませんね。クルマのことで困ったらとりあえず担当営業さんに聞く。良い選択だと思います。
しかし、鍵を紛失した場合、ディーラーに依頼すると時間と費用がかかりますので、その点だけ気をつけてください。鍵屋さんのように、電話対応後すぐに飛んできてくれることは稀でしょう。
ディーラーが対応する方法の一つに、鍵に割り振られているキーナンバーを頼りに鍵を作成する、というものがあります。ではそのキーナンバーはどこで確認できるかといいますと、
1 鍵と一緒についている金属のプレート
2 ドアの内張りを剥がすとキーシリンダーに刻印されている
鍵についているキーナンバー
キーナンバーは車検証に載っていませんし、ディーラー側でデータを管理しているわけでもありませんので、上記のいずれかの手順を確認する必要があります。
イモビライザー付きの鍵をディーラーで依頼するとかなり大変な作業になります。こちらも方法はいくつかありますが、たとえばこんなやり方が今の主流のようです。
おおまかな流れ
JAFなどで施錠してもらい車両側のイモビライザー登録コードをチェック
(JAFはドアは開けられますが、エンジンの始動はできません)
↓
ディーラーで見積もり
↓
署名をして代金前払い
(盗難を防止するために必ず本人であることを証明する必要があります。)
↓
部品を発注
↓
部品がディーラーに到着
↓
再びJAFなどを利用してディーラーまでけん引してもらう
↓
作業(2日間くらい)
↓
イモビライザーセット完了
最近のクルマはセキュリティシステムなどますます複雑になってきています。純正の鍵を作成しようとすると、かなりの金額がかかるでしょう。ちなみに30型のアルファードだと10万円はかるく超えます。かなりの出費ですよね。
さらに次章でお伝えしますが、JAFの会員であるかどうかでもかかる費用はかわってくるので注意しましょう。
メモ キーナンバーがわかるから!?
鍵は紛失してしまったけどキーナンバーは別に保管しておいた。わざわざそんな手間をかけて鍵をつくらなくても、この番号を頼りに鍵を1個頼めばいいのでは?と思いませんか。
実はこのキーナンバーは、ドアの鍵穴とだけ連動しているシリンダーの番号なのです。つまりこのキーナンバーで作れるのはドアを開けるための鍵。イモビ付きの場合、エンジンの始動はまた別の話になるのです。
JAFができることは2つです。特に鍵をインロックしてしまったときなどに、JAFを利用するのがおすすめです。
JAFができること
1 ドアのカギをあける
2 けん引をしてどこかへ運ぶ
JAFの会員に加入している場合はドアの施錠を無料で作業をしてくれますので、お財布に優しいです。一方、非会員の方は12880円かかります。そのほかに、けん引をしてディーラーなどに運ぶ場合も会員は15kmまでは無料です。
一般道 | 会員 | 非会員 |
キーのとじ込み | 無料 | 12880円 |
またご加入の自動車保険に付随するロードサービスを利用する手もあります。こちらは、各保険会社によってサービス内容が異なるので確認をしてみましょう。
外出先で落としてしまった可能性もあるかもしれません。親切な人が届けてくれることもありますので、念のため警察に遺失届を出してもよいでしょう。
警察では、落とした場所、日時、車の鍵の特徴などを聞かれます。思い出せる範囲で詳しく伝えたあとは、受理番号を受け取ってください。もし遺失物がみつかった場合は、この控えで受け取ることができます。
いかがでしたか。車の鍵をなくしたときにするべきことをお伝えしてきました。
1 もう一度探してみる
2 鍵屋さんに依頼する
3 販売ディーラーに依頼する
4 JAFやロードサービスに依頼する
5 警察に遺失届を出す
鍵をなくしてから実際にどうするか現実的に考えると、2の鍵屋さんか3のディーラーの対応になるケースが多いと思います。
てっとり早くしたいなら、鍵屋さんが一番です。早い安いで小回りがききます。もしある程度の時間に余裕があり、純正品にこだわりたいならディーラーです。正規品ですから安心度は高いでしょう。ただし費用感と時間についてはよく相談をして決める必要があります。
一方、インロックによるキーのとじ込みだけならJAFやロードサービスもありです。さらにJAF会員であれば無料で作業してくれるのでお得です。
それぞれ特徴がありますので、ご自分の状況に応じてどこに依頼するのがベストか考えてみましょう。
もし鍵をなくす前にこの記事をお読みの方は、しっかりと予防策をとることをおすすめします。マスターキーは常に持ち歩きますから、どんなに気をつけても紛失するリスクを0にすることはできません。
そうなると大事なのはスペアキーの保管方法です。確実に忘れない・動かさない場所を決めて大切に保管しておいてくださいね!
廃車をするにあたって最初の一歩は『あなたの愛車の価格を知る』ことです。
おもいでガレージの問合せフォームから査定依頼をすると、あたなの愛車の価格がかんたんにわかります。廃車査定は現車を見せる必要がないのが特徴で、その場にいながら手軽に金額を知ることができるのです。
まずはお気軽に査定額を調べることから始めてみましょう!
おすすめ記事