きのうニュースでやってたんだけど、最近クルマの盗難が流行ってるらしいよね。
治安が良いとされる日本でも、最近いろいろな手口を使ってクルマを盗んでいくという窃盗集団の話題が注目を集めています。
・新車を買ったばかりだ
・最近10万円以上かけて車検をとった
・盗まれやすい、といわれている車種らしい
・町内で盗難事件が続いているらしい
もしあなたがこのような状況だったら!?
自分のクルマは大丈夫なのかと不安になる人も多いのではないでしょうか?
クルマの盗難なんて自分には関係ない。
クルマから離れるときは必ずカギをかけているよ!
一方でこのように、まさか自分のクルマが盗まれるなんて夢にも思わない!という人も大勢います。テレビやニュースの話はあくまでも外の世界のことであって、自分の身に何か起きるわけがない、と都合よく考える人たちです。
そこでこの記事では、不安を抱えている人も反対に無防備な考えの人も両者あわせて、いま日本で横行している驚きのクルマ盗難の手口をご紹介したいと思います。
はたして最後までお読みなったあと、あなたの防犯に対する意識はどのように変わるでしょうか。ぜひご一読ください!
目次
家でもクルマでも、窓ガラスを割って侵入する手口は古くからある王道です。これだけテクノロジーが発達した現代にいたっても変わらず窓は割られるのです。
犯人は車内に乗り込むと、すぐさまキーシリンダーを壊します。そして配線を直結してサヨウナラ。クルマはあっという間に盗まれてしまいます。
【手口1】窓ガラスを割って侵入、配線をいじってエンジンを始動させ盗む。
カギを使わずに錠をあける行為をピッキングといいます。ドアの鍵穴に特殊な形の2本の金属ヘラを差し込んでガチャガチャ、かんたんに(数分で)開錠してしまいます。
車内に進入後はステアリングロックを破壊し、電気配線を直結してエンジンを始動させ自走で盗みます。
また、応用としてピッキングの技術を家の玄関に使うケースもあります。これはガレージにクルマがあることを確認したのち、ピッキングで住居に忍び込みクルマのカギを盗んで犯行におよぶというものです。
【手口2】ピッキングをして盗む
狙いをつけたクルマのトランク部にあるキーシリンダーを取り外して合鍵をつくる手口です。取り外したキーシリンダーから型をとり、合鍵ができたらクルマに戻って盗み出します。
また、その場で合鍵を作ってしまうこともあります。
【手口3】合鍵をつくって盗む
イモビライザーとは、かんたんに言うと車の防犯装置です。このセキュリティが導入されてからは防犯性が高まり大幅に盗難が減りました。
しかし、そのイモビライザーすらも破ってしまう通称イモビカッターというものが生みだされます。このシステムを使われると、ものの10秒ほどでセキュリティが破られてしまい、あっという間に盗まれてしまうのです。
メモ いたちごっこが続く
イモビライザーに関しても、盗む側と守る側のいたちごっこが続ています。
(盗む)クルマの盗難
↓
(守る)イモビライザー開発
↓
(盗む)イモビカッターの登場
↓
(守る)イモビカッターキラー開発
↓
・・・・・・
このように、新たなセキュリティが生まれては破られを繰り返しているのが現状です。
しかし、このネーミングいったい誰が考えるのでしょう。次の名称もなんとなく想像がついてしまいますよね。
イモビライザーについてさらに詳しく知りたい方はコチラ
▶イモビライザーとは何ですか?その仕組みと自分で判別する方法!
【手口4】イモビライザーを解除して盗む
駐車違反をすると前輪だけをもちあげて、クルマを移動させられたりしますよね。その要領でレッカー移動のようにクルマを持ち去ってしまう手口です。
クレーンの場合は、持ち上げたあとに積載車にのせるなり、トラックの後部のアルミ箱に入れてしまいます。セキュリティのブザーが鳴るときは、バッテリーを切ってしまいます。
【手口5】つりあげて盗む
これは2人以上がグルになって仕掛ける手口です。まず一台が後ろからやってきて、ターゲットにオカマを掘ります。すると運転手がクルマから降りてきますよね。そこで別の共犯者がその隙にクルマに乗り込んで逃げてしまうというやり方です。
もちろん後ろから当てた方もあっという間に逃げてしまうのですが、クルマを盗られた運転手は追いかけるすべがありません。
【手口6】事故を装って盗む
単純かつ大胆な手口です。力のある男が10人くらいでクルマを囲みます。そして一気に車両を持ち上げそのまま勢いで積載車に積んでしまうという手口です。
なんだか信じられないような方法ですが実際にある話です。これをやられるとエンジンがかかるとかかからないとか、そういった防犯システムがいっさい関係ないですよね。
ちなみに、なぜこの犯行方法がわかったのかというと、防犯カメラに一部始終が映っていたそうです。暗い駐車場に外国人の男がわっとよってきて、一気に持ち上げ持っていってしまったとのこと。その異様な光景を想像するだけでもなんだか背筋が寒くなりますよね。
【手口7】車両を持ち上げて盗む
”張り紙してすいません、このクルマを買い取らせてください”
このような怪しい張り紙が窓ガラスのワイパーに挟んであったら要注意です。この案内が窃盗団の目印になっているケースがあります。
窃盗団がめぼしいクルマに張り紙を張る
↓
何日たっても剥がさない
↓
あまりオーナーがクルマに目をかけていない!?
↓
隙があって盗みやすいクルマだ!
この他にも車検の案内であったり、買取り、廃車のお手伝い、などいろいろな文面があります。もちろん、窃盗目的ではなく純粋に広告として紹介している業者もあるのでしょう。
しかし実際にこういった犯行が起きている以上、念のため張り紙を見かけたら用心しましょう。
【手口8】張り紙を合図に盗む
この手口はニューヨークタイムスのコラムでレポートされたものです。
通常スマートキーが発する信号は半径10メートルくらいが範囲ですよね。そこで辺りに発せられた信号をひろって増幅させてしまうという手口です。
ターゲットの自宅にスマートキーがある
↓
そのカギが発する信号をキャッチ
↓
デバイスを使って信号が届く範囲を増幅
↓
車両はカギが近くにあると錯覚
↓
開錠!
実際には盗難ではなく車上荒らしだった事件ですが、このニューヨークタイムスの掲載から方法が知れ渡り、誰もが知る犯行手口になりました。
【手口9】スマートキーの電波を利用して盗む
最後はヒューマンエラー、人為的なミスによる盗難です。アイドリングをかけっぱなしで、少しの時間でもクルマから目を離すのはたいへん危険です。
どこにどのタイミングで窃盗犯が潜んでいるかわかりません。ちょっとクルマから降りるだけでも、常に愛車のキーは持ち歩くことを心がけましょう。
どれだけ用心しても、窃盗のプロは難なくクルマを盗み出します。まして、エンジンかけっぱなしのクルマがあったら、まさに恰好の餌食になってしまいます。
【手口10】カギの抜き忘れから盗む
いかがでしたか。クルマを盗難する10の手口を見てきました。
筆者の個人的な感想としては、手口7の”外国人が大勢でクルマを持ち上げて盗む”、がとても印象的でした。
小学生が思いつきそうなローテクな発想ですが、いざそんな場面に出くわしてしまったら、はたして私たちはどんな行動がとれるのでしょうか。発見者が大人の男性ならまだしも、もし女性であったら?おそらく恐怖で声をあげることもできないかもしれません。
どれだけ警戒して注意を払っても、そのリスクが消えることはないでしょう。クルマの盗難は以前から大規模なプロの窃盗集団によるもの、と言われています。
組織だった犯行は常に計画がともなうもの。残念ながら今回ご紹介した以外にも、新しい手口が日々生まれていることでしょう。相手のやり方を知り、リスクに対する心構えを日ごろから意識することが大切になってきます。
少なくとも、自分だけは大丈夫という安易な考えは捨て、できる限りの対策をとっていきたいものですね!
廃車をするにあたって最初の一歩は『あなたの愛車の価格を知る』ことです。
おもいでガレージの問合せフォームから査定依頼をすると、あたなの愛車の価格がかんたんにわかります。廃車査定は現車を見せる必要がないのが特徴で、その場にいながら手軽に金額を知ることができるのです。
まずはお気軽に査定額を調べることから始めてみましょう!
おすすめ記事