廃車買取に関するQ&A
車の所有者(または相続人)が認知症やアルツハイマーになると、本人が正常な判断を行えないとして法律行為を制限されるようになります。この場合には、必ず家庭裁判所より成年後見人が任命され、その成年後見人が車や不動産、預貯金の管理を本人に代わって行います。
車の廃車手続の場合、所有者(被後見人)の印鑑証明書や委任状は使えなくなり、成年後見人の書類が必要となります。また、成年後見人の資格証明として「登記事項証明書」(謄本)を法務局にて取得し添付する必要があります。
認知症、知的障害、精神障害などの理由で判断能力の不十分な方々は、不動産や預貯金などの財産を管理したり、身のまわりの世話のために介護などのサービスや施設への入所に関する契約を結んだり、遺産分割の協議をしたりする必要があっても、自分でこれらのことをするのが難しい場合があります。また、自分に不利益な契約であってもよく判断ができずに契約を結んでしまい、悪質商法の被害にあうおそれもあります。このような判断能力の不十分な方々を保護し、支援するのが成年後見制度です。(参照:法務省HP「成年後見制度・成年後見登記制度 Q&A」より)
成年後見制度について:法務省民事局参事官室
成年後見登記制度について:法務省民事局民事第一課
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