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それでもヤフオクで車を買うなら!初心者が絶対に抑えておきたい5つのポイント

ヤフオク
公開日: 2017.08.05 / 最終更新日: 2020.05.29

ヤフオクでやたらと安いクルマを見つけて、心が揺らいだことはありませんか?

ネットオークションは個人間の取引がほとんどです。そのため価格に魅力を感じるクルマも多く見受けられますよね。

 

これがもし中古車販売店で購入するなら、そこまで安くは手に入りません。

一方で、ヤフオクはプロの目を挟まないために思わぬトラブルに巻き込まれたという話しもよく耳にします。とくに初心者でクルマのことがよくわからない方にとっては、なおさらリスクが高いでしょう。

 

そこでこの記事では、ヤフオクでクルマの取引をする際に気をつけておきたいポイントをご紹介していきます。シンプルにわかりやすくお伝えしていくので、ぜひ参考にしてみてください!

 

 

 

リスクへの心構えを持ってのぞむ

初心者の方がはじめに抑えておきたいのは、ヤフオクで車を取引するための心構えです。

今からお伝えする心構えを持てないのであれば悪いことは言いません。すぐにヤフオク(というかネットオークション全般)をあきらめて、中古車販売店を利用した方がよいでしょう。

 

ヤフオクで取引する心構え・認識しておくべきこと

1 ヤフオクの出品車にはあたりはずれがある

2 もしはずれを引いてもあきらめて受け入れる

3 だまされることもある

 

ヤフオクでクルマを購入するには、リスクを容認できるかが絶対の条件です。過度な期待は禁物。自分のハードルを一段も二段もさげて取引をしましょう。

もちろん、中には状態の良い掘り出し物や、対応のよい良心的な出品者も大勢います。

しかしヤフオクの中古車カテゴリーがもたらすイメージが、若干よろしくないという背景を自覚したうえでのぞんでください。

 

 

評価の悪い人から買わない

ヤフオク評価

ヤフオクでは必ず出品者の評価を確認しましょう。

良い評価の多い人は、取引実績も豊富で安心ができます。悪い評価の方を好んで取引する人は少ないとは思いますが、まずは基本中の基本なので抑えておきましょう。

 

ちなみにあなたが初心者の場合、評価の少ない出品者も念のため敬遠したほうがよいです。取引実績が少ないので、お互いにやりとりがスムーズにいかない可能性があるからです。

また、悪い評価がたまってしまったために、新しいアカウントを用意するユーザーもまぎれていたりします。

 

良い評価、悪い評価ともに詳細が確認できます。心配な場合は内容もしっかりチェックしましょう。(良い評価はほとんどが用意された定型文で投稿されます。)

 

 

メーターの交換、巻き戻しに注意する

ヤフオク3

 

走行距離が少ないわりに、設定価格が極端に安いクルマは要注意。メーターを巻き戻されているかもしれません。

メーターを巻き戻すと、手っ取り早くクルマの価値をあげることができます。走行距離が2万kmと12万kmでは大違いですよね。

 

10万km分戻すだけで、車種にもよりますが何十万も値段が変わってしまいます。悪徳業者にとっては、比較的かんたんでおいしい作業です。

怪しいなと思ったら必ず整備手帳の有無を確認しましょう。整備手帳にはそのクルマの整備履歴が載っており、その時の走行距離も記載されています。

 

メモ 整備手帳”有”だが・・

整備手帳があっても、過去に整備を全くしていない車両もあります。このようなクルマは整備手帳有りで出品されていても、白紙に近い履歴内容になるので注意しましょう。

古いクルマならともかく、高年式で整備手帳が無いものは気をつけてください。

 

どうやってメーターの巻き戻しが発覚するか?

全国のオークション(ヤフオクは含まない)で車の出品歴が共通管理されています。そのときの走行距離もデータとしてシステムに記憶されるため、2回目以降にオークションに出品されたときに自動照会され発覚するのです。

 

 

修復歴のとらえ方に注意する

出品者が個人ユーザー

修復歴の判断はとても難しいものがあります。出品車が個人ユーザーの場合は、そもそも何をもって修復車扱いになるのか、その基準がわかりません。

そのため、修復歴の如何を問いても、明確な返答はまずできないと思ったほうがよいでしょう。

 

 どこまでを修復歴車とよぶのか? 一般ユーザーにその判断は難しい。

 

出品時に”修復歴なし”とうたっていても、実際は修復歴車だったということがあります。しかし当人に悪気はなく、本当にそれは修復と思っていなかったというケースも多いです。

ここで”騙した、騙していない”とトラブルに発展することがあります。初心者が気をつけるポイントとしては、

 

  • なるべく高い車輛には手をださない
  • 現車を見てから決める
  • 持ち主(出品者)に会って人柄などをみる
  • 1オーナー車かどうか確認する

などがあります。

 

1オーナー車とは新車からずっと1人で乗り続けてきた、所有者が一人だけのクルマ。

なぜ1オーナー車かを確認するのでしょう。

  • もし1オーナーなら・・一人で所有してきたので『修復していない』を信じてよい
  • もし2オーナー以上なら・・前の持ち主が事故を起こしているかもしれないが、実際はわからない。

 

このように、複数のオーナーが乗ってきたクルマだと、誰かが事故をおこして修復をしているかもしれない、というリスクがあります。

 

また”修復歴がわからない”と表記する出品者がいます。

これは本当にわからなかったり、自分は事故車にしていないが、前のユーザーのことまではわからない、など落札者とのトラブルを避けるための逃げ道として記載する場合が多いです。

 

 買う側もトラブルを避けたいが、それは売る側も同じ

 

 

出品車がストアや業者

中古車屋が出品しているクルマは信頼してもよさそうな気がします。プロの目を通したうえで出品していますから安心ですよね。

 

もし中古車屋が修復なしとうたっているのもかかわらず、実は修復車だったことが判明するのは以下のケースです。

 

だますつもりで修復なしと表記する

悪徳業者です。相手は一般ユーザーであるためどうせ見抜けないだろう、と目論んでの確信犯です。

 

修復を見落としている

お店が修復を見落とす、という話も実はたまにあるのです。事故車の見分け方は本当に難しく、上手に(巧妙に)なおしてあると見抜けないことがあります。

 

修復になるかならないかギリギリ

”どこまでを修復とするか”の判断基準は全国的に統一されていません。オークション会場や販売ディーラーによって解釈が異なるため、こっちでは修復車だが、あっちではセーフというのもありえます。

 

 

名義変更を確実に行う

ヤフオク

 

クルマが簡単に売買できない背景には、名義変更など手続きが煩雑であることがあげられます。

初心者の方が自分で名義変更を行うとなると、揃えなくてはならない書類や、陸運局での手続きなど、頭がこんがらがるような、わかりづらい処理が待っています。

 

 個人間の取引で、確実に名義変更まで行うハードルは高い

 

クルマの売買でトラブルになる原因は、だいたいパターンが決まっています。そのなかでも名義変更のトラブルは、常に上位にあがる要素です。

ヤフオクでの(特に個人間の)取引では、

 

  • どちらが名義変更をするのか
  • いつまでにするのか
  • 代金はどうなのか
  • 自動車税などの分担をどうするか

 

などを気をつける必要があるでしょう。

 

 

ヤフオクの名変保証料

”名変保証料”という言葉をご存知ですか? これは、クルマを買った落札者が確実に名義変更をするまで、出品者に担保としてお金を預けるという制度です。相場はだいたい3万円程度です。

 

【名変保証料のやりとりの流れ】

ヤフオクでクルマを買った

 ↓

名変保証料として3万円を出品者に預ける(人質のようなもの)

 ↓

名義変更をする

 ↓

落札者に報告(名義が変わった車検証を提出)

 ↓

落札者が確認、安心する

 ↓

3万円が返却(人質を返してくれる)

 

 

 

まとめ

ヤフオクまとめ

 

いかがでしたか。初心者の方がヤフオクで中古車を買うときに気をつける点を紹介してきました。

中古車屋に比べて安価な価格で手に入ることから、ヤフオクはとても魅力的にうつるかもしれません。そして実際に、質の良い掘り出し物もたくさん出品されています。安くてよいクルマが手に入るチャンスでもあるでしょう。

 

一方で個人間取引によるあいまいなルール、悪徳業者の存在、実際の車両とネット上の写真との相違など、気をつける内容もいくつかあります。

 

【初心者が抑えるポイントまとめ】

ポイント1 リスクへの心構えをもつ

ポイント2 出品者の実績評価をチェックする

ポイント3 メーターの交換、巻き戻しに気をつける

ポイント4 修復歴の有無の解釈に気をつける

ポイント5 名義変更を確実に行う

 

トラブルをさけるために一番良いのは、現車を下見に行くことだと筆者は考えます。

そのメリットは、

●写真ではなく実際のクルマが確認できる

●出品者と直接会える

●危険かどうか、何となく察知できることがある

といったところでしょうか。

 

特に、出品者の人柄に触れる機会があると、安心感がちがいます。気持ち良い取引をするためにも、少しの手間に惜しむことなく動いてみましょう。

それでは、ぜひこの記事を参考にしていただき、ステキなクルマと出会ってください!

 

 

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