サンルーフをつけるべきか、あなたは迷っていませんか?
おそらく多くの方が、このように考えるのではないでしょうか。
サンルーフ、
あればあったで便利だけど、無ければ無いで特に支障はないなあ。
確かにそうなんです。
あればあったで重宝しそうですし、見た目にもなんだかカッコイイ気がします。一方、無ければ無いでこれもまた特に困ることはないんですよね。そしてこちらに傾いてしまうと、だんだんと次のような考えになっていきがちです。
サンルーフをありがたがるのは最初だけ。そのうち飽きてしまい無用の長物と化してしまいそう。サンルーフのオプション装着価格はおよそ10万円前後。けっして安くはない買い物です。
はたして費用対効果がどこまで見込めるのか?クルマを注文する最後の最後まで、迷っていらっしゃる方も多いのではないでしょうか。
そこでこの記事では、プロの目線から見た”サンルーフの要不要”についてご紹介していきます。初心者の方にもわかるようシンプルにお伝えしていきますので、ぜひ参考にしてみてください!
目次
サンルーフから注がれる陽光や星空は、とても気分を盛り上げてくれますよね。これから先のカーライフを想像したときに、車内のステキな空間をばっちり演出してくれそうな気がします。
また実用的に必要と考える方もいるでしょう。たとえばタバコを吸う方や、子どもを乗せる機会の多い方。車内にこもった空気を出し入れする換気の役割を期待して装着するというものです。
サンルーフを装着するメリット
このように気分的なものから、実用的なことまで、ついてて良かった!と感じるポイントが多数あります。さらに外観のスタイルもサンルーフがあることで、ラグジュアリーな印象を与えてくれます。もちろん個人的嗜好による部分もありますが、一般的にはスタイル魅力度アップのおしゃれアイテムとも言われています。
ただし装着することでのデメリット、あまりよろしくない面もあります。
サンルーフを装着するデメリット
劣化による雨漏りは今の時代では滅多にないと思います。たとえば中古車を検討している場合で、あまりに古い車種のときに注意する程度でしょう。
燃費が悪くなる、というのは、サンルーフを装着することで、車両重量が20kgから30kgほど重くなるからです。(子ども一人分の重さくらい)
ボディ剛性については、素人ではほぼ判別できませんので安心してください。乗っていて気になるレベルではありません。
前章ではサンルーフをつける一般的なメリットとデメリットをお伝えしてきました。ここで中古車業界に身をおく人たちのサンルーフに対する考え方をご紹介いたします。
ただし対象とする車種にコンパクトカーなどは含みません。ヴィッツやフィットといった小型車で、サンルーフをつけるか迷うケースはあまり無いと思いますので。
サンルーフをつける理由
売るときに高く売れるから。
私たち中古車業界では、クルマの購入時にサンルーフをつけることは基本中の基本です。
サンルーフがあると査定額がアップする、これは一般の方もおおむね理解していることと思います。しかしその理由は、単純に付いてるほうがお金がかかっているから、というものではありません。
今の時代、車を売るときに中古車輸出にひっかかるかどうか、が大きなポイントの一つです。サンルーフ付きのクルマは海外でも大変人気があります。サンルーフがついたクルマは輸出により海外で高く売れる。
その事を知っている中古車業界の人たちは、必ずサンルーフをつける。(車種にもよります)
たとえばヴェルファイアを購入するときに、サンルーフをつけない選択肢はあまり考えづらいです。
今日現在の時点での話ですが、ヴェルファイアは海外輸出が活発な車種です。30系のモデルで、サンルーフの有無による査定額の開きは10万円どころではありません。
装着しておいたほうが断然お得なのです。
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では、輸出だ何だはとりあえず置いておいて、サンルーフ付き車両の査定が10万円程度のアップ額だったらどうかを考えてみます。
オプション費用で10万円かかった
↓
売るときに10万円高く売れる
↓
プラスマイナス0円
↓
費用的につけても得してないじゃん!(10万かけて10万戻ってきたので)
このように考えた方はいませんか? しかしこの発想には、少しだけ落とし穴がありますので気をつけてください。一見プラスマイナス0円で、損も得もないように感じるかもしれませんが、実際には乗っている期間の
①気持ち的効果
②実用的効果
③スタイル的満足
をドライバーは体験しているのです。もとは十分にとっていますので、これでプラスマイナス0とは言えませんよね。確実に恩恵を受けております。
サンルーフが付いていれば確実に高く売れるのか、といえばけっしてそうとも言い切れません。
パターン1 長く乗る
10年も20年も乗ってから、査定に出してもほとんどサンルーフの査定アップは見込めないでしょう。それもそのはずで、年数がそこまで経過すると、さすがに車両の基本価格がすでに0円に近いです。そもそものベースとなる査定額がすでにないクルマに、サンルーフだけが評価されることはありません。
パターン2 輸出期間からはずれる
中古車の輸出は国ごとにその規制がちがいます。さらにころころと税制やルールが変更されます。
この車種なら5年落ちまで欲しい、と言っていたのに、急に今日から3年落ちまでになりました、などこのような改正は日常茶飯事で起こります。
先ほどあげたヴェルファイアであっても、明日にはどうなるか予測ができない、という大変不安定な輸出事情があるのです。
いかがでしたか。サンルーフを装着するメリット、デメリットをご紹介してきました。
一般の方は、サンルーフをつけることで体験できる実際の効果についてをまず最初に考えていくのだと思います。一方、中古車業界に身をおく筆者などは、サンルーフがついている効用などはあまり念頭におきません。
売るときに有利だから、付いてないことで損したくないから、といったリセールの観点で捉えてしまうのです。10万円でサンルーフをつけて、それ以上のバリューが生まれるか。
もちろん、何を一番に考えて選択するかはあなたの自由です。
それではぜひこの記事を参考にしていただき、サンルーフを装着するかどうかを、さまざまな角度から検討してみてください!
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