納車がせまってくると、心がわくわくしてきますよね。
旅行の計画をたてたり、カー用品店でいろいろ購入したりと想像しただけで楽しい気持ちに浸れます。しかしその前にいろいろと決めなくてはならないこと、準備しなくてはならないことも出てくるでしょう。
納車の機会は人生でそう何度も訪れるものではありません。準備といっても何を用意すればいいのか、パッと浮かんでこない方も多いのではないでしょうか。
”備えあれば憂いなし”。まずは納車後の楽しいカーライフの前に、しっかりと準備をして納車を迎えましょう。
そこでこの記事では納車の前に確認しておきたいこと、ついつい忘れてしまいがちなこと、世間の多くの方が行っていることなどをご紹介していきます。わかりやすくお伝えしていきますので、ぜひ参考になさって万全の体制で納車を迎えてください!
目次
納車日はユーザー側の都合だけで決めることはできません。
クルマを購入した販売ディーラーや中古ショップなどともよく相談して決めましょう。
納車までのおおまかな流れ
1 クルマの注文
2 登録できる日が決まる
3 クルマの輸送やオプション架装の日程調整
4 購入先の担当と打ち合わせ
特に新車の場合はメーカーからいつ車台番号がついて出荷されるか、なかなか見えてきません。
契約を交わしてすぐに納車日を決めることは出来ないので、ある程度の納期が見えてくるまではひたすら待つしかないでしょう。
新型車やフルモデルチェンジのクルマなどは、3か月待ちや半年待ちなどもザラにあります。これはメーカー側がなるべく在庫を置かず、注文が入ってから生産する体制にシフトしてきたからです。お店の担当からは、ある程度の日程が見えてきてから納車日の相談がきます。
納車の日程が見えてきたら、あらためて納車日を決めましょう。
といっても何も考えずに ”都合のよい土日!”、 ”一番早く納められる土日!”と安易に決めてしまう前に少し縁起の良い日について考慮してみるのはいかがでしょうか?
縁起といえば六曜が一般的です。大安吉日など日が良いとされる日は、人気の納車日になります。
六曜(ろくよう)とは
六曜とは暦注の一つで先勝・友引・先負・仏滅・大安・赤口の6種の陽がある。日本では暦の中でも有名な暦注の一つで一般のカレンダーや手帳に記載されていることが多い。
今日の日本においても影響力があり、”結婚式は大安がよい”、”葬式は友引を避ける”など主に冠婚葬祭の儀式と結びついて使用される。
現在ではあまり六曜を気にしない人も増えてきました。
年長者に比べ若い人などは、特に顕著でしょう。
もちろんこれは気持ちの問題で、実際にその日を選んだから必ず幸運で事故にあわない、というわけではありません。しかし結婚式などと同様に、まだまだ日柄の良い日を選ぶ傾向は根強く残っているようです。
そのことから大安に納車を希望する方は依然として多く、特に晴れの日の土日と重なると非常に混みあいます。一方でこの集中を避けるためにあえて日をずらす方もいらっしゃいます。
納車日は自分が納得していれば、縁起をそこまで担ぐ必要はありません。もしパートナーや家族がいる場合はよく相談して決めてみるのもよいでしょう。
納車日の決め方
縁起の良い日は参考程度で自分が納得できればいつでも良い
自宅に納車してもらうか、店頭で納車をするかを選びましょう。
おすすめは店頭納車です。
店頭納車のおすすめポイント
1 納車費用をカットできる
2 店長や工場長、サービスフロントと顔合わせできる
3 納車感が出る
納車費用は自宅までの距離にかかわらず、おおよそ15000円前後かかります。(あまりに遠いと別途請求されます)
店頭まで取りに行く、店頭で納車する場合はこの費用がカットできますので、大変お得です。
一般的に納車費用と言えば、自宅まで納車する手数料を指します。
しかしお店によっては、”納車費用”とは納車を準備する際の手数料です!”と言ってくるところもあるようです。
納車費用の捉え方はお店によって違いますから、後々のトラブルを避けるためにも見積もりの段階でよく確認しましょう。
また自宅納車の予定でありながら、納車前日になって店頭に変え、さらに納車費用カットを請求するとさすがに嫌がられます。
これから点検整備や車検などアフターフォローで何度もお世話になるお店です。
その責任者である店長や顔なじみのサービススタッフと顔をあわせておけば安心です。
その際は名刺をもらうことを忘れないようにしましょう。何か困ったことが出てきたときに、もし担当の営業が不在であっても融通が利きやすいです。
最近の店頭納車は、ひと昔前に比べておもてなしの演出がされるようになってきました。
この気分を味わうのも納車のよい思い出になるでしょう。
店頭納車での演出の例
●納車専用のスペースがある
●ウェルカムボードが用意されている
●納車セレモニーがある
●テープカットをする
●お店スタッフ全員で見送り
●花束の贈呈
●写真サービス
●シャンパンの用意
同行するパートナーや家族が一緒の場合は、大変喜ばれるサービスです。
また特に有名なのが、レクサス店での”納車式”といわれる店頭納車です。
あまりに過剰すぎて恥ずかしすぎる、という声もあがるほどですから、よっぽど凝った演出なのでしょう。それだけ、納車に感謝の気持ちが込められているという裏返しでもありますよね。
納車するタイミングで忘れてはならないことがいくつかあります。代表的なのは、残金の支払い、任意保険の入れ替え、JAFの加入などです。
書類関係の事務手続きは、担当営業から直前に必ず確認されることですから心配ないとはいえ準備はしておきましょう。
JAFは代替えの機会に加入をすすめられることがあります。最近では任意保険のロードサービスとかぶる内容が見受けられますので、よく確認してから決めるとよいでしょう。
長年クルマに乗っていれば何らかの故障やトラブルはついてまわるものです。加入をしていなくてもJAFのサービスは受けられますが、かかる費用に差があります。
■コラム JAFとは
JAFとは、ドライバーの権益を保護することを目的に設立された、自動車に関する様々な業務を行う団体です。 一般的には、ロードサービスで知られています。
年中無休・24時間・全国ネットで、ロードサービスを提供しており、 「バッテリー上がり」や「キー閉じこみ」などのトラブルの際、会員はほとんどの場合で無料です。
利用回数の制限はなく、自宅駐車場や公共駐車場など路上以外の場所へも駆けつけます(部品代・燃料油脂代等の実費、15km以上のけん引、会員無料の範囲を超える作業などの場合は料金を頂戴します。)
また、高速道路上のロードサービスでは、道路管理者等への安全対策の要請やJAF自ら後方警戒車両を配備するなど、作業の安全確保に努めています。
納車が終わったその足で寺社に交通安全祈願に行く人も非常に多いです。クルマのお祓いが初めてのドライブとなります。
1章で縁起の良い日を納車にあてる、とお伝えしましたが、その日柄の良さはそのまま交通安全祈願にもあてはまって丁度よいのです。
もちろん安全祈願は納車当日でなくても構いません。ただ納車日が定まったら、その日から近いうちに訪れる予定をたてるとよいでしょう。
寺社で祈祷を受けたあとは、交通安全のお守りやステッカーを手に入れてクルマにそなえる方もいらっしゃいます。
クルマのお祓いは気になるならした方がいいし、気にならないならしなくでもよいでしょう。詳しくはこちらを参考にしてみてください。
もし代替えで下取り車がある場合は、納車日に入れ替えする方も多いでしょう。
長年の思い出がいっぱい詰まった愛車を手放すのですから、それなりに気持ちを表してお別れしたいですよね。
新車の方ばかりに目が行きがちですが、今までお世話になったクルマにも感謝の気持ちを伝えましょう。たとえばこんな方法でお別れにのぞんでみてはいかがでしょうか。
●洗車をしておくりだす
●最後の写真を一緒に撮る
●新旧のクルマを並べて写真を撮る
●ハンドルを握って“ありがとう”を伝える
●車内にあるお守りをそのままにせず神社やお寺にかえす
●山や海、温泉、レジャーなど、一緒に出かけた思い出を家族で振り返る
●ボディのキズや凹みに手をあてて“ごめんね”を伝える
●積みっぱなしの荷物を整理する
●引取り日に家族で見送る(業者にハザードをつけながら去ってもらう)
●思い出の品を一つグローブボックスに入れ、一緒に連れていってもらう
そのほかクルマを手放す際に、個人情報の面で気をつけなくてはならない点もいくつか紹介します。
●整備手帳の個人情報書類を捨てる
(捨ててはいけないものは担当に判断してもらう)
●ナビの登録地やメモリ地点などを削除する
整備手帳は引き取ったお店が気にかけて個人情報を削除してくれます。しかしナビの情報などは意外と忘れられやすく、そのまま消されずに次の販売店やユーザーの手元にいってしまうことがあります。
自分でできることはなるべく自分で行うほうが確実です。
いかがでしたか?納車の際に気をつけておきたいポイントをお伝えしてきました。
納車がせまったら確認するべき9つのコト
その1 納車日を決める(お日柄を考える)
その2 店頭納車で納車費用をカット
その3 店長やサービススタッフと顔をあわせる
その4 納車感を感じる
その5 残金の支払いを確認する
その6 任意保険の入れ替えを確認する
その7 JAFの加入を検討する
その8 クルマのお祓いに行く計画をたてる
その9 下取り車への感謝
納車が決まったら、心構えとして以上のことを頭に置いて準備をしてみましょう。さらに漏れがないようにお店の担当と確認すれば鬼に金棒です。
また上記のことを必ずしなくてはならない、というわけではありません。自分で確認をして、するしないを決めていけばよいでしょう。
それでは、ぜひ万全の体制で納車を迎えてください!
廃車をするにあたって最初の一歩は『あなたの愛車の価格を知る』ことです。
おもいでガレージの問合せフォームから査定依頼をすると、あたなの愛車の価格がかんたんにわかります。廃車査定は現車を見せる必要がないのが特徴で、その場にいながら手軽に金額を知ることができるのです。
まずはお気軽に査定額を調べることから始めてみましょう!
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