ピカっ!
今のはもしやオービスの光では・・?
高速道路でスピードを出しすぎて、このように冷や汗をかいた経験はありませんか。
そもそも私たちはオービスの光り方を日常的に目にしませんよね。そのためいったいどの光が正解なのか、よく分からない方も多いのではないでしょうか。
覆面パトカーに捕まると、その場で違反キップを切られます。これにより、自分が何キロオーバーで罰金がいくらで、と否が応でも把握できます。
一方、オービスの場合は光っておしまいです。そのあとに何があるというわけではありませんから、これからどうなるの?と不安になる方も多いのではないでしょうか。
オービスとは
自動速度違反取締装置(じどうそくどいはんとりしまりそうち)は、アメリカのボーイング社で開発された、道路を走行する車両の速度違反を自動的に取り締まる装置である。 通称のオービス(ORBIS)はラテン語で「眼」を意味する言葉からとったボーイング社の商標である。
Wikipediaより
そこでこの記事では、オービスについての簡単な仕組みや制度についてご紹介していきます。
初心者の方でもわかるようにシンプルにお伝えしていきますので、ぜひ参考にしてみてください!
目次
オービスは、一般道で30km/hオーバー、高速道路では40km/hオーバーで反応すると言われています。
ただし、実はオービスの具体的な数値は公表されていないために、たぶんこれくらい、みんなの意見から推測するにこれくらい、という目安の速度になります。
オービスが反応する速度は公表されていない
なぜ制限速度は決められているのに、オービスの反応速度は公表されないのでしょうか。その理由を考えてみましょう。
オービスの種類によるもの
まずオービスといっても全てが同じ年式や型のものではありません。いくつかの種類がありますので、それに応じて設定速度を変えるというもの。
ループコイル式やレーダー式など様式の異なるオービスがあります。
設置する場所によるもの
場所や都道府県によって設定速度を変えていることもあります。
特にスピードが出やすい場所、事故が多発するポイントなどは設定をしぼって取り締まっているかもしれません。
ドライバーの混乱をさけるため
100kmが制限速度の高速道路で、オービスが130kmで反応します、とうたったとします。
え?どっちを守ればいいの?それを聞いたドライバーは混乱してしまいますよね。129kmまではオービスは反応しないから、そこまでは出しても大丈夫と安易に判断する人が出てくるかもしれません。
なにより100kmという制限速度の印象が薄れてしまいますから、やはり数値として公表することは避けたほうがよさそうです。
公表しない確かな理由は定かではないですが、このような予想から伏せている、と考えられます。
※注意 およそ30km/hオーバーで反応する、というのはあくまで目安の速度です。
25kmかもしれませんし20kmの可能性もありますので、参考程度にとらえてくださいね。
スピード違反で取締りを受ける違反点数は以下のとおりです。
【一般道の違反点数】
超過した速度 | 点数 |
0~20km未満 | 1 |
20~25km未満 | 2 |
25~30km未満 | 3 |
30~50km未満 | 6 |
50km以上~ | 12 |
【高速道路の違反点数】
超過した速度 | 点数 |
15km未満 | 1 |
15~20km未満 | 1 |
20~25km未満 | 2 |
25~30km未満 | 3 |
30~35km未満 | 3 |
35~40km未満 | 3 |
40~50km未満 | 6 |
50km以上~ | 12 |
6点以上は一発免停になります。高速道路であれば40km/hオーバーで6点の免停です。
また過去3年以内で累積の違反点数がある場合も、免停になりますから気をつけましょう。
普通車のスピード違反の罰金については以下の通りです。一般道と高速道路で異なります。
【一般道の反則金】
速度の超過 | 反則金 |
15km未満 | 9000円 |
15~20km未満 | 12000円 |
20~25km未満 | 15000円 |
25~30km未満 | 18000円 |
30~50km未満 | 6~10万円。簡易裁判で罰金決定。 |
50km以上~ |
【高速道路の反則金】
速度の超過 | 反則金 |
15km未満 | 9000円 |
15~20km未満 | 12000円 |
20~25km未満 | 15000円 |
25~30km未満 | 18000円 |
30~35km未満 | 25000円 |
35~40km未満 | 30000円 |
40~50km未満 | 簡易裁判で罰金決定 |
50km以上~ |
オービスを避ける方法は、オービスが設置されていることを告知する看板をチェックすることです。
この告知看板は、数キロ手前から必ず取締りを予告するために設置することが決められています。
参照 Wikipedia オービスの告知看板
この看板が目に入ったらアクセルをゆるめて慎重に運転をしましょう。単純な方法ですが、この看板なしに取り締まることはありません。
比較的スピードを出しやすい高速道路では、景色が変わらないことから、うっかり見過ごしてしまうこともあります。注意して走行しましょう。
メモ 告知看板のうわさ
速度違反を取り締まる看板を目にすると、たいはんのドライバーは慌ててスピードを緩めますよね。
実はこれが、警察がしくんだ”罠”トラップであるという噂があります。
オービスはあまりに速度が出すぎているクルマに関しては、被写体がぶれてしまうためにうまく撮影できないと言われています。
そのため、あえて看板を見せることでスピードを緩めさせ、カメラに収まりやすくするのだというのです。もし噂が本当なら、スピードを緩めないほうがオービスにうつらないという本末転倒な話しになってしまいますね。
オービスは制限速度を大幅に超過している車両を検知すると、その速度を記録するとともにナンバープレートと運転手の顔を撮影をします。
オービスが記録するもの
オービスは赤外線カメラです。白黒ですが昼も夜も関係なく、くっきりと被写体を写します。
スピードが出ているのだから、意外と認識できなんじゃない? と思いがちですがそんなことはありません。ナンバープレートの数字や運転手の顔などは、ハッキリとわかります。
メモ 時速160kmがオービスの限界?
昔のオービスの性能だと確かに160km/hあたりが、撮影の限界だったようです。
しかしこの情報を頼りに、それ以上のスピードを出して取締りから逃れようと考えるのは危険です。
今の技術では、当然それよりも進化しています。新しいタイプのLHシステムで240km、Hシステムで220kmまでは撮影が可能と言われています。
ではこれ以上スピードを出せば・・・危ないのでやめましょう。
オービスは”赤い光”というのが一般的なイメージですが、実は白系や黄色系の光もあります。
昔の旧フィルム型オービスは赤外線を使用しているため赤い光だったようですが、今はデジタル式の高感度カメラが主流です。
そのためフラッシュを光らせることなく撮影が可能です。
ではなぜわざわざフラッシュを光らせるのでしょうか。これには大きな理由があります。
かんたんに言うと『あなたはスピード違反です!確かにオービスに記録しましたよ』という通知の役割を果たしているのです。
もし、なんの合図もなく速度超過を記録していたらどうでしょう。ドライバーは何も気づくことなく、今後もスピードを出し続ける可能性が高いですよね。
さらに、いきなり取締りの通知書が届いたら、本人も自覚がないので驚いてしまうでしょう。
オービスの光は違反したことを知らせる告知
全国に700台あるといわれるオービスは、年々その摘発件数が減っているようです。
この事実は、全国的に安全の意識が高まり、スピードをおさえた運転がひろまってきたと良心的に受け取れますよね。
しかし一方で異なった見解もあるのです。
フィルム型の旧式オービスは、年数と共に老朽化が進んできています。
中には故障や劣化から、その機能を果たさないものも相当数あるらしいのです。
最新機種に変更するには、1台5000万円以上かかるといいますから、そう簡単に費用を捻出できるわけではありません。
結局、そのまま放置せざるをえない、という状況におちいっているのです。
スピードを出してもオービスが作動しないのであれば、摘発件数は当然少なくなりますよね。
近年のインターネットの発展により、情報はあっという間に世の中に広がってしまいます。
オービスの設置場所も同様で、ネット上やスマホのアプリに堂々と公開されています。
ドライバーはその情報を頼りに、オービスがある場所を事前に把握しており、そのポイントだけスピードを緩めます。
オービス摘発件数の減少
1 オービスの老朽化
2 アプリで情報公開
オービスが光った気配を感じ、さらにその心当たりがあるならば、あなたの手元に速度違反の通知書が届きます。
通常、1週間~2週間で自宅に送られてきます。ただし、オービスの種類によって若干のズレがあります。
フィルム式は古い型のオービスです。これからデジタル式が増えるにしたがって、通知書が届くスピードもあがっていくと思われます。
ちなみに、オービスが光ったのかどうか自分で判断しにくい曖昧な感覚だったらどうでしょう。
これはおとなしく(ドキドキしながら)沙汰を待つほかありません。
通知書が届けばアウト、届かなければセーフというわけです。
いかがでしたか。オービスの仕組みについてお伝えしてきました。
ここでもう一度、オービスの意義について確認しておきましょう。
オービスはスピード違反を取締まり、安全運転を促すもの
ドライバーが安全に運転するためにオービスは設置されています。目的をはき違えないようにしたいものですよね。
あやまった目的
運転者・・オービスをよけるには!?
警察・・・オービスで捕まえるには!?
たとえばアプリのように、オービスの場所が簡単にわかってしまうものには賛否両論があります。
しかし結果的に摘発件数が減っているのであれば、目的は果たされていると判断されても仕方ありません。大事なのはスピードを出す人が減ることですから、よく見極めていく必要があるでしょう。
最後までお読み頂きありがとうございました。ぜひこの記事を参考にしていただき、セーフティドライブを心がけていきましょう!
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