みなさんは使い古したタイヤ、使い道の無くなったタイヤをどうされていますか?
きとんと適正に処理されているでしょうか。4輪自動車1台に対してタイヤは4つ。溝の摩耗にともなう代替え、あるいは冬用タイヤ常備などを含めると、これまでに複数のタイヤを使用されてきているかもしれませんね。
こういった乗用車やトラック、バスなどに使用され、摩耗し、廃棄されていくものを一般に廃タイヤと呼んでいます。
この廃タイヤは、消費者や事業者、自治体から主にタイヤ販売店などに回収され、その後廃タイヤ処理事業社を経由してさまざまなリサイクルが行われます。
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ではそれらのタイヤを例えば放置したり、不法投棄したりするとどうなるか。私たちをとりまく環境に、少なからず悪影響を与えることは容易に想像できますよね。
タイヤの内側に雨水などで溜まってしまう水。
そこからは悪臭が発生します。。
さらにご存じでしょうか。
その水に蚊が産卵すると、大量発生の原因にもつながってしまいます。
また、山積みにされたタイヤが自然発火するなどの事故も報告されているのです。
そもそもタイヤは臭りにくく、いつまでもそのままの形で残り続けます。山林などに捨てられた乗用車、時がたち外装やシートなどが腐敗していっても、なんとタイヤだけは浸食されずにほぼ原形をとどめ続けます。
不適切な放置は、深刻な環境問題へとつながっていきます。やはりカーディーラーや廃車業者などに、きちんと相談のうえ処分してもらう必要があります。
年間でどのくらいの量のタイヤが処分されているのか、みなさん想像がつきますでしょうか。
(ちなみに、タイヤの溝が1.6ミリをきると車検に通りません。)
日本国内だけで廃タイヤの総発生本数は9400万本だそうです!
驚きですね。重量にして約100万トンにもなります。
ではそれらのタイヤはどのように処分されているのでしょうか。国内のタイヤのリサイクル率は90%ほどだそうです。回収されたタイヤの多くは専門の廃タイヤ処理業者に引き取られます。
そして、おおよそ3つの方法に振り分けられます。
一つ目は原型利用です。これはリユース、つまり再利用になります。加工処理を施し中古(再生)タイヤとしてもう一度生まれ変わります。
日本国内にとどまらず、海外へと輸出される場合もあります。というよりは、ほとんどが海を渡るようです。日本の加工技術は海外でも注目されていますから需要も高いのですね。
さらに公園などでタイヤを組みこんだ遊具を見かけたことはありませんか?そういった用途にも再利用されています。
2つ目は加工利用です。
マテリアルリサイクルとも呼ばれています。こちらは使用済のタイヤからゴムなどを原料として再利用していきます。再生ゴムや歩道舗装材、製紙などに使われるようです。
3つ目はエネルギー利用です。
タイヤを細かく裁断したものをタイヤチップといいます。このタイヤチップは高い発熱量を持ち、エネルギー資源としても注目されています。それらを石炭などと組み合わせることにより、環境に優しい発電システムがうまれます。
ほか、廃タイヤをセメントや製鉄工場の高炉に投入すると、資源として生まれかわります。タイヤに含まれるスチールコード類も鉄原料として再生タイヤの需要が高い国へと輸出されるのです。
このように、タイヤは寿命を迎えたからといって、そのまま役割を終えるわけではありません。
形をかえては再利用され、私たちの社会に大きく循環されていくのです。
直接的に私たちができることはありませんが、その専門の窓口に依頼することにより、
その方たちが、環境を守る適切な処理をしてくれます。
もちろん、廃車買取おもいでガレージでもその窓口の窓口を担っています。
いらなくなったタイヤは車内に積みこんで頂いて構いませんので安心してください。
そのバトンを次の処理業者さんへ確実にお渡しします。
廃車をするにあたって最初の一歩は『あなたの愛車の価格を知る』ことです。
おもいでガレージの問合せフォームから査定依頼をすると、あたなの愛車の価格がかんたんにわかります。廃車査定は現車を見せる必要がないのが特徴で、その場にいながら手軽に金額を知ることができるのです。
まずはお気軽に査定額を調べることから始めてみましょう!
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