東京都在住のAさんが、廃車を買取り業者に出すことにしました。もう10年以上乗っている車で、走行距離も10万キロを超えています。
ディーラーさんに査定を出してもらうと査定0円と言われ、少しでも値段がつかないかな、とネットを検索してみたのです。そこでは多くの買取り業者さんが、値段をつけて買取ります!、と謳っているではありませんか。
どうして解体車に値段をつけて買取れるのか、Aさんは疑問に思ったのでした。
目次
多くの業者さんが廃車に値段をつけて買取るには、いくつかの理由があります。
などが理由としてあげられます。
その車をどのようにすれば、新しい価値が生み出せるか、と
各業者さんは1台1台を見極めて、次のステージへの道筋をつけていくのです。
もちろん、なかなか再販の厳しい車も出てきます。
修理をするにしても、かなりの修理代がかかってしまったり、
海外の需要とうまくマッチしなかったり、
中古パーツとしても値段がつけづらかったり、です。
そういった場合は、純粋に解体をして、鉄など資源として再利用します。
昨今では、インターネットの普及もあり、中古車市場でもグローバルな流通が活発になってきています。
海外への輸出も、昔はなかなかルートが確保できず、またどこで何が必要とされているのか、分かりづらい側面がありました。
それが情報化社会に移行するにつれ、少しずつその範囲が拡がっていきます。今では多岐にわたって車が選ばれるようになりました。
日本国内の売り手側も、選択肢が増えることにより商売の幅がひろがっていったのです。
まず1台の車を考えたとき、その大部分は鉄や銅など資源として還元されます。
プレスされた鉄は、その容量で換算され専門業者さんと取引をされます。
ちなみに鉄の相場は、常に上下しており、世界規模の需要と供給から値段が決まってきます。
そのほか、タイヤ、アルミホイール、ガラス、エンジン、シート、ヘッドランプ、バッテリー、サスペンション
コンデンサー、キャブレター、ミラー、コンデンサー、そしてボディーなど外装部分、
など、どんな部品でも再利用できるものは棄てずにいかしていきます。
もちろん、エアバッグや廃液、フロンガスなどは、環境に影響しないように
専門処理業者さんが、定められたルールのもとで回収して正しく処理を行います。
このように、地球や環境を考慮したうえでのエコリサイクル活動が、業界をあげて取り組まれています。
おもいでガレージのコンセプトは、解体せずに次の方に乗ってもらおう、です。
そのため、次のステージのためにあらゆる可能性を考えています。
その考え方の根底には、リユース&リサイクルの精神があります。
まだ使えるのに潰してしまっていいのか、もったいなくないのか、必要としている人はいないのか、
そう考えることによって、社会に還元する意義を追求いたしております。
リユースという観点では、中古車の海外輸出も大きく一躍をかっています。
特に東南アジアやアフリカなどの途上国では、安価ながらも日本製ということで多くの需要が見込めます。
かつてメイド・イン・ジャパンという言葉がありました。
日本製というだけで、丈夫にしっかりとつくられている、と信頼され、一ブランドとして確固たる地位を保ってきました。
近年ではそれに加えてもう一つ、ユーズド・イン・ジャパンという言葉もとりあげられてきています。
日本で使われてきたものも丁寧に大切に使われてきたのだろう、と思われているのです。
日本ではもう古い、走れないと思われる車でも、そういった理由から喜んで使ってもらえる国がたくさんあります。
経済的な背景から、そこまで高価でない価格帯の中古車でも歓迎され、多くの車が海を渡るようになりました。
Aさんが疑問に感じた、廃車を買取りしてどうするのか、という問いには、
”新たな価値を生みだし、それを必要としている人に届ける”
と答えたいと思います。
それはけっして商売だけの枠組みにおさまらず、大きく循環させた社会還元の精神をも有しています。
私たちおもいでガレージは、国内での再販はもちろんのこと、海外での多くのニーズにもこたえられるよう、1台1台の価値を見直し、再販するべき手段を見つけていきたいと考えています。
リユース&リサイクルの精神、もったいない精神を理念として、数多くの車を橋渡ししていきます。
廃車をするにあたって最初の一歩は『あなたの愛車の価格を知る』ことです。
おもいでガレージの問合せフォームから査定依頼をすると、あたなの愛車の価格がかんたんにわかります。廃車査定は現車を見せる必要がないのが特徴で、その場にいながら手軽に金額を知ることができるのです。
まずはお気軽に査定額を調べることから始めてみましょう!
おすすめ記事