自動車の部品にも中古品があることをご存じでしょうか?
例えば、追突事故に遭った車でも損傷していない部品は中古品として再利用できます。
また、中古部品は「リユース品」「リビルト品」「リンク品」に分類されます。「リユース品」はそのまま再利用する部品ですが、「リビルト品」と「リンク品」は混同されがちです。今回は、自動車の中古部品「リビルト品」と「リンク品」の違いについてご紹介します。
目次
自動車の「セルモーター(スターター)」や「オルタネーター(ダイナモ)」といった部品は、使用するたびに少しずつ消耗、劣化していきます。そのため、事故を起こしたことがなくても、部品交換の修理が必要です。
自動車を修理する際、工賃を安くすることは難しいですが、交換する部品を新品ではなく、中古部品を使うことで修理費用を抑えることができます。
自動車の部品は、新品は「メーカー純正の新品」「他社の新品部品」、中古部品は「リユース品」「リビルト品」「リンク品」に分かれています。価格は、「メーカー純正の新品」がもっとも高いため、修理の際に中古部品を使うことで安く修理することが可能です。
リユース品は、バンパーやフロントドアなどの状態が良い部品を使用済自動車(廃車)から取り外して、必要な点検をして再使用する部品を指しますが、リビルト品とリンク品はどう違うのでしょうか。
リビルトとは「再生」「再構築」などを意味します。
リビルト品は、使用済み部品を分解・洗浄し、磨耗・劣化したパーツ(部位)を新品と交換して、劣化していない部品は再利用して組み立てた部品です。交換した部分以外にも厳しい検査基準が設けられており、品質チェックも行われているため、新品と同等の性能になっています。
エンジンやドライブシャフト、トランスミッション、ラジエター、エアコンコンプレッサーなど機能性部品を中心に多くのリビルト品があり、リビルト部品はメーカーによる6カ月から2年の保証が付きます。
リンク品は、損傷や消耗したパーツを交換するところまではリビルト品と同じです。しかし、リンク品の場合、故障していないパーツに関しては分解や調整もしないため、交換された部分以外は修理前の状態のままになっています。
手間がかかっていない分リビルト品よりも安価ではありますが、部品としての寿命は比較的短い可能性もあります。
保証の付いているリビルト品は、品質の点でも新品に近い性能があるといえます。その分、価格も中古部品の中では高額です。一方、リンク品は中古部品の中でも低価格ですが、反面耐久性については不安があります。
また、中古部品は、全ての部品が常に在庫があるわけではありません。中古部品は使用済自動車(廃車)からのパーツ取りや、自動車整備工場での部品交換された際に供給されます。希望する部品の在庫がない場合は、修理する際に在庫を問い合わせてもらうといいでしょう。
中古部品を使うことで修理費用を安くすることができますが、中古部品を使用する際には値段だけでなく種類も確認してみましょう。
「リビルト品」か「リンク品」の違いを理解しておけば、修理業者に中古部品をすすめられても安心して使うことができます。とくに、修理して少しの間だけ乗る場合や買い替えまでのつなぎといったときには、新品部品で高く修理するよりも中古部品で安く修理した方がお得です。
中古部品でも品質が良ければ安心して使えますから、品質や保証の有無を確認してリビルト品やリンク品の購入も視野に入れてみてはいかがでしょうか。
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