そろそろ車を処分しようかな、そう考えはじめていませんか?
とはいえ車を処分する機会は、人生の中で数えるほどしかないのが普通でしょう。そのためせっかく処分しようと思い立っても、そのやり方がわからないことから、面倒になって中断してしまう方もいらっしゃいます。
早く処分はしたいけれど、よく分からないから後回しする。そんな葛藤が生じている方も多いのではないでしょうか。
車は置きっぱなしでも維持費だけは毎年かかります。自動車税や自動車保険、駐車場代、車検代など、所持しているだけで支払いはかさみますから、なんだか損した気分になってしまいます。
処分したい!
でもよくわからん!
そこで、そんなお悩みをお持ちの方のために、この記事ではかんたんに廃車処分をするやり方をご紹介いたします。一見、難しそうに感じるさまざまな手続きも、実はたいした労力をかけずに行うことができます。
車のことがよく分からない方でもかんたんに理解できるよう、シンプルていねいにお伝えしていきますので、ぜひ参考にしてみてください。
目次
廃車の手続きを自分ですることは難しいので、どこかに依頼することになります。その選択肢は下記の4つの中から選ぶのが一般的でしょう。
4のように自分で陸運局に出向き、手続きをすることも可能です。しかしこの場合、名義を抹消したあとに、車両を廃車する必要がありますので、結局最終的にはどこかにお願いすることになります。
車を処分する=どこかに依頼する
粗大ゴミのようにそのまま捨てることは当然できないので、車の処分は必ずどこかに依頼することになります。処分方法がわからない人はわからないままでかまいません。とりあえず専門の業者に依頼することが最初のステップ!ということだけ覚えておきましょう。
ただし4つのうち、どれを選択しても廃車をすることはできますが、おすすめできるできない、がありますので注意してください。
ポイントは得をするのか、それとも損をするのかです。言い換えると、お金をもらえるのか、もらえないのか、です。そして当然誰しも、お金はもらえたほうがいいでしょう。
ここで選択を誤ってしまうと、よけいな出費がかさんでしまいますから、慎重に選ぶ必要があります。でははたしてどこを選ぶべきなのか、次章から詳しくお伝えしていきます。
まずまっさきに浮かぶのが自動車販売会社(ディーラー)ではないでしょうか。車を購入するときに世話になったディーラーに、処分をお願いするのは自然な流れといえるかもしれません。まして、懇意にしている営業が担当としてついている場合は、なおさら気軽に相談できますよね。
はじめの段階では、車を手放すと決めても、値段がつくのかそれとも廃車なのか、素人には判断がつきません。そこで査定をお願いして、愛車の価値があるのかどうか、査定がつくのかどうか、を問い合わせることから始まります。
そして実はここに最初の落とし穴が潜んでいます。その理由は、ディーラーの査定は年式で判断されることが多い、というものです。たとえ中古車市場で流通ができる(値段がつく)車でも、10年落ちの車であれば、査定0円という返答が即座にかえってくる可能性があります。
つまりディーラーでは、大手買取店で普通に値段がつく車を、”査定がつかないから廃車です”と言われてしまうリスクがあるのです。これは非常にもったいないことですよね。廃車ではない車を廃車とされてしまうのですから。
この”廃車になるのかどうか”の判断は非常に不安材料で、もし査定がつく車ならきちんと値段をつけて買取してもらうべきです。この点がまず第1の”ディーラーをおすすめしない理由”です。
第2に、ディーラーは廃車費用をとられるケースが多い、という点です。
そもそも新車を売ることがディーラーのメインビジネスです。そのほかにメンテナンスや車検、板金、保険、などそのサービスは多岐に渡るのですが、廃車となると、自分のところで解体処理することができません。
そのため預かった廃車は、提携している解体業者に流すのが一般的で、そこでコストがかかってしまいます。儲けにつながらない商売なので、ディーラーは積極的に廃車処分を受けたがらないでしょう。
ではいったい廃車費用はいくらくらい請求されるのでしょうか。これは各社によって差があるものの、1~2万円程度が相場でしょう。またそのほかに不動車であればレッカー費用、遠方であれば引取り費用など、追加の料金をとられることもあります。
たしかにディーラーに依頼すると、確実に手続きをしてくれそうだという安心感がうまれるかもしれません。メーカーの看板を背負ってビジネスをしていますから、その点では大きなメリットでしょう。
しかし、廃車を処分するのに費用がかかるのであれば、頼んだ側は損をしてしまいますよね。一方、後から紹介する廃車業者などは、たとえ廃車でも逆にいくらか値段をつけて買い取ってくれます。同じ行動でお金がもらえるのですから、そちらを選ぶほうが賢い選択だといえます。
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販売会社からすれば、廃車を扱うことで儲けはでないので、できれば避けたいところ。一方ユーザーからしても、販売会社に出すと費用をとられてしまします。これではお互いに損ですから、ウィンウィンの真逆です。
以上の理由から、販売会社(ディーラー)に廃車を依頼するのはあまりおすすめできません。
車を処分するのに、お金をとられる感覚はひと昔前のものです。今は廃車をしてお金をもらえる時代だと覚えておきましょう。
車を売るなら〇〇へ
テレビやラジオで声高に宣伝している大手買取店を一度や二度は目にしたことがあるでしょう。車を手放すなら、買取店に出すほうが査定を高くつけてくれそうな気がしますよね。
大手ならガリバー、ビッグモーター、ラビット、アップル、Tアップなどが思い浮かぶのではないでしょうか。もし販売会社(ディーラー)に依頼するなら、まだこちらのほうがいいかもしれません。中古車市場に価値のある車だと判断されれば、いくらかの金額で買取ってくれる可能性もあります。
ですからまず一度は査定を依頼するのも一つの手でしょう。というより、前述したとおりで、ディーラーに査定を依頼するのはリスクが高いので、まずは大手買取店で査定することをおすすめします。
さて、その際に気をつけたいのは、査定がつかないと言われたときです。そもそも大手買取店は、中古車市場で再販ができる車に関しては、高値で買い取ってくれます。
かし、価値のつきづらい車に関してはかなり消極的です。自ら解体する設備を持っているわけではないので、販売会社と同様にここで儲けをだすことはできません。
そうすると商売にならない車に金額はつけませんから、査定0円買取が提示されます。販売会社はここから廃車費用をとりますが、大手買取店の場合はそのまま0円で買取り(費用はかからない)というケースがよく見受けられます。
0円だとたしかに損はありません。”それでよければ引取りますよ”と告げられると、まあお金がかからないし、無料で処分してくれるならまかせてしまおう、といった心理も働きやすいです。
しかし損をするわけではないが、かといって得をすることもありません。大手買取店に廃車を依頼すると、ほとんどがこのパターン(無料で処分)になりがちです。したがって、値段をつけてもらえないのであれば、あまりおすすめできません。
廃車を処分するのであれば、今はお金をもらえる時代なのです。
廃車はやはり専門の廃車業者に依頼するのが一番です。よっぽど引き上げの困難な事故現状車や、何かしら理由がある車以外は、0円以上で金額をつけて買い取ってくれるところがほとんどです。
お金を損することなく、プラスマイナス0円でもなく、お金がもらえる、というのが一番の強みでしょう。
ではどうして査定金額をつけて買い取れるのでしょうか。それは古い車でもリサイクル・リユースできる販路や解体工場を持っているからです。
ボロボロの外装でも、走行距離が20万キロの車でも、海外ではまだまだ活発に再利用されます。特に中南米や東南アジア、アフリカ諸国などで大きな需要が見込めるのです。
日本では、スクラップするしかないような車でも、海外では重宝されることから、廃車業者は積極的に販路を拡げる活動をしています。
そもそも日本車はそれ自体がすでにブランドとして認知されているのをご存知でしょうか。他の国の中古車と比べて、品質が良い、壊れない、きれい、安全性が高い、燃費がよい、など、好意的な意見が多いのが特徴です。そのため中古車の輸出は年々、増加の途をたどっている状況で、多くの車が世界各国で求められています。
ところで”品質がよい”ことには大きな理由があります。それが日本特有の車検制度です。数年に一度必ずメンテナンス整備をして、車検を通す必要がありますから、当然品質を維持しながら乗り続けることになりますよね。
もし車検制度がなければ、たとえばオイルが滲んでいたり、ミッションの調子が多少悪くても、そのまま乗るケースが多いのではないでしょうか。そうなると劣化はどんどん進みますし、副作用的にあちこちに障害が出てしまう可能性もあります。
車検はまとまった出費になりますし、あまり良いイメージはないかもしれませんが、車両の品質維持には大きく役立っているのです。
また、車両だけではなく、そのパーツ(ボンネットやエンジン、ミッション、電装系など)も中古部品として輸出されます。この分類作業は解体業者の得意とするところです。
まだまだ使える部品と、資源として使える鉄や非金属などに細かく分類し、捨てるところがないほどにあらゆる部分を再利用します。この分類・再利用作業はリサイクル・リユースという観点から、地球の環境保全におおきく役立っています。
廃車業者はこういった商売で儲けをうみだしています。ユーザーから費用をとるのではなく、お金を出して買取りできる理由がここにあります。
ただし、手数料を請求してくる業者も中にはいますから、じゅうぶんに気をつけてください。
などの手数料があります。
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➡ 後で泣かない!廃車のトラブルを回避するために事前に知っておくべきこと
ほとんどの業者は手数料を上回る買取金額を設定し、ユーザーがお金をもらえる価格帯で提示します。もし持ち出し金額の方がうわまってしまうような査定額を提示されたら、契約は結ばないほうが賢明でしょう。
お金をもらえる、とはいえ、世の中にはさまざなま廃車業者があります。必ず”最終的に手元に残るお金はいくらなのか”を確認して判断するようにしましょう。
一番おすすめしない方法です。
初心者の方が出費をおさえようと、自分でやれるところまでやってみたい気持ちはわかります。しかし陸運局での抹消手続きは、思った以上に書類のやりとりが煩雑です。
車検証の登録形態によって、揃える書類も変わってきますし、実印を押す場所、記入する用紙の多さ、提出する窓口などプロでも一回では覚えにくい内容になっています。
その他にもたとえば、ナンバープレートの返納ひとつとっても混乱するかもしれません。一見、ナットをはずせばいいのだから、ドライバーや10ミリレンチがあれば簡単では?と思ってしまいますよね。
軽自動車の場合はそれでいいのですが、普通車の場合は少し様相が変わってきます。車の後ろについているナンバープレートには封印とよばれるものが、ナットに蓋をしています。この封印を破るのにまず手こずるケースが多いです。
このように、手続きそのものが非常に複雑で面倒です。慣れてしまえばなんてことは無いのですが、初心者にはなかなかハードルが高い作業になりそうです。
まして車の処分をしたいけどその方法がよくわからない、という方は手を出さない方が無難でしょう。車の書類ひとつとっても、専門用語のオンパレードで混乱すること必至ですから。
またそのほかに、費用の面もあげられるでしょう。陸運局での手続きはもちろん無料ということはありません。窓口での登録費用や、往復の交通費、準備する印鑑証明などの書類代などが実費でかかってきます。もし、書類手続きを現地で代行しようと思ったら、行政書士代なども見込まなくてはなりません。
時間をかけて、お金をかけて、いざ無事に抹消の手続きが終わりました。そこで労力をかけたぶんの価値があったか、というと、実はそれがそうでもないのです。
というのも、廃車業者に依頼するときに、抹消が済んでいることを告げても、買取金額は変わらないケースがほとんどだからです。抹消が済んでいようといまいと、査定額があがったりさがったりしないのであれば、自分で動かない方がお得ですよね。
それならば最初から廃車業者に丸投げしてしまったほうが、手間いらずでラクラクです。時間とお金を使わずに、同じ結果が得られるのなら、無理して自分で陸運局に行くメリットが見つかりません。
もし”思い出の車だから最後は自分の手で抹消手続きをしたい”といった思いがあるのでしたら、それは大切な理由です。最後までお世話する感覚で動いてあげるのは、とても素敵なことだと思います。しかし特に理由がなく、費用を浮かしたいだけでお考えなら、まずこの選択は損をするだけなので、おすすめはできません。
>おすすめの廃車業者の選び方!差が出るポイントはズバリここ!
いかがでしたか。乗らない車を処分するときの対処法がおわかりいただけたと思います。
1 販売会社(ディーラー)で廃車
2 大手買取店で廃車
3 廃車業者で廃車
4 自分で廃車
おすすめは3の廃車業者です。
廃車業者なら
・丸投げして
・費用もかからず
・お金がもらえます
わざわざ損して手放す必要はないですよね。それであれば最近、注目を浴びている廃車買取サービスを利用してみるのも一つの手です。丸投げをしてお金がもらえますから、お得に愛車を手放すことができます。
いま乗らない車を処分しようとお困りであれば、ぜひこの記事を参考に素敵なお別れをしてみてください。
廃車をするにあたって最初の一歩は『あなたの愛車の価格を知る』ことです。
おもいでガレージの問合せフォームから査定依頼をすると、あたなの愛車の価格がかんたんにわかります。廃車査定は現車を見せる必要がないのが特徴で、その場にいながら手軽に金額を知ることができるのです。
まずはお気軽に査定額を調べることから始めてみましょう!
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