愛車を廃車処分することになり、たくさんの買取業者と連絡を取りあったことでしょう。愛着のあるマイカーを手放すわけですから、慎重に廃車買取業者を決めるのは当然のことです。
依頼する買取業者や引き渡し日も決まり、日を増すごとに愛車を手放す寂しい気持ちが湧いてきます。
この気持ちと同時に、お願いした廃車買取業者がきちんとしたプロセスを経て、“ 愛車が気持ちよく旅立てるお手伝い ”をしてくれるよう、切に願うことでしょう。
今まで車を乗り換えてきた時は、買い替えを決めた新車ディーラーや中古車販売店に、その後を全て託してきたことでしょう。そもそも自分で廃車買取業者を探して、車を廃車処分することなど、人生そう何度もあることではありません。“ 初めての経験 ”の方がほとんどかと思います。
この記事では、廃車買取業者の選定から、廃車(抹消)手続きが完了するまでの流れを6つに分けて、解りやすくご紹介します。
際引き取りにかかる費用、取り外して再利用出来るカーパーツ、気を付けるべき廃車買取業者についても併せてご紹介します。
完全に信用できて、全てをお任せしても安心な廃車買取業者を選んで頂き、準備万端で車の引き渡し日をお迎えてください。
目次
廃車(抹消)手続きを依頼する業者選定から手続き完了に至るまでの流れは
大きく6つに分かれます。
① 廃車(抹消)手続きを依頼する業者を選定するs |
では、①~⑥の内容をひとつひとつ丁寧にご紹介します。
廃車を希望される方は廃車買取専門業者に査定依頼をする方がお得なことが沢山あります。
まずは、購入されたディーラー(販売店)に査定をして貰い『査定内容に納得いかない!』場合は迷わず廃車買取専門業者に査定を依頼しましょう。
廃車の手続きはご自身でも行うことはできますが【時間的】【費用的】にもお得ではありません。
【時間的】
【費用的】
廃車買取専門業者によっては、廃車手続きに掛かる費用を全て無料で行って貰えます。手間も時間も省けますので、廃車される際は、廃車買取専門業者にお願いすることをお勧めします。
売却の意思を伝えると、引き取り業者から説明される7つのことがあります。
1 最終買い取り金額
2 車の状態、保管場所の状況
3 車検の有無
4 引き渡し日時の決定
5 引き渡し日に必要な書類等の説明
6 還付の説明
7 廃車手続き完了後の書類について
幾つか注意する点も併せてご紹介いたします。
最終買い取り金額
査定、見積り金額と今回提示された金額が同じかどうか確認しましょう。また査定金額の有効期限も確認しましょう。
査定の時に金額案内は口頭のみの業者も多く、理由を付けては最終案内の金額を安く再提示してくることがあります。納得のいく金額を提示する業者を改めて探してみてもよいでしょう。
車の状態、保管場所の状況
引き渡し日の引き上げ方法を業者側が決める為に聞かれます。
『ちゃんと走る』
『この前まではエンジンが掛かった』
『ガソリンが入っていない』
『タイヤがパンクしてる』
『事故後なので、動かない』
『駐車場が狭く、駐車スペースまで入り組んでいる』
『駐車場までの道幅が狭い』
など具体的に伝えましょう。
車検の有無
車検が切れている状態で公道を走ることは違法です。その場合は業者が所有する運行許可ナンバーを持参するか積載車など自走不可のお車でも運べる手段をとります。
引き渡し日時の決定
当日キャンセルの場合、キャンセル料金を請求されることもあります。無理なくご都合のよい日時を決めましょう。
引き渡し日に必要な書類等の説明
お車の種類、所有者の状況によって必要となる書類などが変わります。後日送付も受け付けて貰えますが、一度で済ませたいものです。聞き漏らさずに、分からなかったことは何度でも聞いて、引き渡し日までに準備しましょう。
還付の説明
普通乗用車の廃車手続きが完了すると『自動車税の一部』が戻ってきます。書類不備などで手続きが遅れてしまい月をまたぐと、還付金が少なくなってしまうともあります。引き渡し日が月末近くの場合は、特に注意してください。
※軽自動車の場合『自動車税』の戻りはありませんのでご注意ください。
ほかにも条件を満たせば手続き後に戻ってくるお金があります。
廃車手続き完了後の書類送付
手続き完了後、抹消手続きされた車検証等の控えが自宅へちゃんと送られてくるか必ず確認しましょう。『任意保険』を等級を下げずに解約手続きをする時にも必要となります。
車検証に記載されている内容を証明する為に準備が必要です。車の種類(普通乗用車か軽自動車)で必要書類が変わります。一般的に用意する書類は以下の通りです。
【普通乗用車】
スタンダード(9項目)
1 車検証原本
2 依頼者の免許証とコピー(本人確認用)
3 ナンバープレート(前後2枚)
4 車検証記載の所有者の印鑑証明書1通(発行から3か月以内)
5 印鑑証明書と同じ実印
6 自賠責保険の原本(車検が1か月以上残っているもの)
7 サイクル券(無くてもよい)
8 自動車登録専用委任状(引き取り業者に確認しましょう)
9 自動車登録専用譲渡者(引き取り業者に確認しましょう)
オプション
1 住民票(引っ越し1回)
2 戸籍附票(引っ越し2回以上)(発行から3ヶ月以内)
3 住民票 + 戸籍の附票(『姓』が変わった)
4 所有先が用意した書類(車検証の所有者が本人と違う場合)
【軽自動車】
スタンダード(6項目)
1 車検証原本(車内にあります。)
2 依頼者の免許証とコピー(本人確認用)
3 ナンバープレート(前後2枚)
4 認め印(印鑑証明書はいりません。)
5 自賠責保険の原本(車検が1か月以上残っているもの)
6 サイクル券(無くてもよい)
オプション
1 所有先が用意した書類(車検証の所有者が本人と違う場合)
『書類』と耳にした途端、嫌になってしまうでしょうし、ただでさえ普段聞きなれない書類名や手順をさらっと話されてしまいメモが取りきれないことがあります。
所有者が亡くなっていたり、法人名義、営業ナンバー、放置車両、車検証の紛失等、所有者が本人でないゆえ、よくわからず混乱してしまった時には、迷わず引き取り業者に確認をしましょう。
書類が揃わず、損をしてしまうことがありますので必要書類は念には念を入れて万全の準備をしておきましょう。
車内にある荷物、車の部品やアクセサリーなどは事前に取り外しましょう。次に乗り換える車に取り付けることもできますし、中古部品を取り扱う専門業者に買い取って貰う事も出来ます。なにより、お世話になったお車に感謝の気持ちを込めて綺麗にしてあげて送り出しましょう。
引き渡し当日現金支払いするパターン、後日振り込みパターンと2種類あります。書類がすべて揃っていないとその場で支払って貰えず、揃い次第後日振り込みに
なりますし、その分還付金額が減ってしまう場合もあるので書類は引き渡し日までに揃える事をお勧めします。
廃車(抹消)手続きが完了した車検証の控え(コピー)が自宅に郵送されてきます。車検証上の名義が引き渡した業者の名前に変わっているか確認しましょう。
直ぐに車の乗り換えをされない場合、任意保険の解約に必要となる書類ですので届かない場合は必ず業者へ連絡をして送付して貰いましょう。
無料サービスの無い業者へ依頼した場合、引き取り費用が発生します。3つの事例をご紹介します。
¥36,580 ~
最近では、ロードサービス特約が任意保険に付いていることが多いので、特約に加入して
いれば、引き取りに掛かる実費を請求されることは、ほぼありません。
¥20,000 ~
車の買い替えを前提として引き取りをお願いすることが多いので大抵は買い替える車の見積もりに『下取り手数料』として計上されます。
値引き調整の話も良く聞きますが、実際は費用は含まれています。実質負担させられているのと同じことになります。
¥5,000 ~ ¥20,000
業者によって差があります。10kmで約¥20,000を請求してくる業者もあります。一般的にかかる出張引取費をみてみると、結構な金額が掛かることが分かります。無駄な出費は避けたいものです。
最近では、引取費用を全額負担してくれる廃車買取専門業者も増えていますので、各社から貰った査定金額の内訳をくまなく確認しましょう。また、支払われる総額をもとに、各社比較してみることをお勧めします。
走行に必要な性能や仕様が、元々の車の状態で維持されていれば、どの部品を取り外しても基本的に問題ありません。カーナビ・カーオーディオ・スピーカー・アクセサリー類は自分で取り外ししやすい部品です。
業者でなくても取り外しても良い部品と法律でも定義されていて『付属品』と呼ばれています。
カーナビ、カーステレオ、カーラジオ、車内定着式テレビ、ETC車載器、時計、サン バイザー、サイドバイザー、ブラインド(カーテン、カーテンレール
を含む)、泥除け、 消火器、運賃メーター、防犯灯、防犯警報装置、防犯ガラス(プラスチック製のもの含む)、タコグラフ(運行記録計)、
自重計、運賃料金箱(両替機を含む。)出典:平成23年12月9日 環境省自動車リサイクル関連より
タイヤ、アルミホイール、ステアリングなども問題ありませんが、走行できる状態に戻しましょう。
走行できない状態の車は廃車(解体)手続きに入った車とみなされます。解体業者の資格がない人が部品を取り外した場合は違法です。懲役1年~3年、罰金10万円~300万円の罰則が課せられてしまいますので十分に注意してください。
取り外した車の部品は、買い替える車に取り付けて再使用できたり、取り外した部品をパーツ買取専門店に下取りして貰うことも出来ます。
また、オークションやフリマアプリに出品して、次に大切に使って貰える人を探すことも出来ますので、まだまだ活躍できる車の部品やカーアクセサリーはなるべく取り外しておくことをお勧めします。
自分で取り外すのは不安な方は、カー用品を取り扱っている業者や、引き取りを依頼された業者にお願いして取り外して貰いましょう。
次に『付属品』の中から代表的な部品をタイプ別にご紹介します。業者に取り外しをお願いした場合に掛かる一般的な料金、作業時間も併せてご紹介します。
ポータブルナビ
【取り外し料金5,000円~、作業時間は60~80分】
ダッシュボードに取り付け取り外しが簡単なポータブルナビ。
近頃はスマートフォンやタブレット端末向けのアプリに押されてしまい、影が薄くなりつつあるポータブルナビですが、スマートフォンなどと比べると画面サイズも大きく見やすいので、中高年層に依然として人気があります。
オンダッシュタイプナビ
【取り外し料金10,000円~、作業時間分120分~】
オーディオスペースやトランク下に本体が収納されているナビ。
インダッシュタイプナビ
【取り外し料金8,000円~ 作業時間 60~80分】
オーディオスペースに本体・モニターが収納されているナビ。
『ポータブルタイプ・オンダッシュタイプ』のカーナビは比較的に簡単に取り外せます。『インダッシュタイプ』『純正メーカー・ディーラーナビ』の取り外しには少し手間が掛かります。
YouTubeなどの動画投稿サイトを検索をすると、取り外し方法を解説した動画がありますのでご参考までに一度ご覧ください。
オーディオ一体型ナビが最近では主流となってきておりますがスマホの無料ナビアプリを利用する方にとっては、ナビを搭載する重要性は低いでしょう。
スマホに入っている音楽は、BLUETOOTHやFMトランスミッターを使ってカーオーディオに繋げて十分楽しむことが出来るので、オーディオ単体を搭載するだけで十分満足できます。
【取り外し料金 3,000円~、作業時間 30分~】
乗り換えの車にETCが搭載されていないことがあります。たとえしばらく車に乗る予定がなかったとしても、新しい車にまた乗り換える時には必ずETCが必要になります。自分でも簡単に外せますので、なるべく取り外しておくことをお勧めします。
ドライブレコーダーや後付けバックカメラやヘッドレストモニターなどのアクセサリー類も取り外しておきましょう。
こちらの疑問や質問に対して、はっきりと分かり易く回答できない業者は何かを誤魔化そうとしています。
売却、引き渡し業者選定している時点で誠実な対応をしてくれる、ここなら安心して任せられると思える業者を見極めることは、なかなか容易なことではありません。
『騙されているのでは?』と少しでも感じた時は
・査定総額の内訳
・引き渡し前に準備必要な書類の内容
・廃車手続き完了後の送付されてくる書類と内容
・自分でやらなければならない手続きの内容や方法
・引き渡した車の解体方法
など、質問してみましょう。きっちりと分かりやすく説明できるかどうかでその業者の誠実度を計ることができます。業者選定の判断要素のひとつになります。
買取金額の内訳を明確にせず、曖昧な回答をする業者は要注意です。引取依頼をする寸前で、納得できない理由を付けては買取金額を減額してきたりしますので、十分気を付けてください。
買取業者は星の数ほどありますので、納得できるまで、とことん選定してください。そのうえで売却することをお勧めします。
なによりお世話になった車が悲しむようなことのないよう買取業者選びは慎重に致しましょう。
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この記事では、廃車買取業者の選定から廃車手続き完了後の手続きの流れ、廃車手続きに必要な書類、実際に引き取りに掛かる費用、車から取り外せる部品、誠実な業者の選定方法をご紹介しました。
買い取り金額だけで選ぶのではなく、誠実に、迅速に、最後まできっちりと対応する『不安を与えない廃車買取専門業者』をお選びください。お世話になった車を 気持ちよく 送り出してあげるための参考にして下さい。
廃車をするにあたって最初の一歩は『あなたの愛車の価格を知る』ことです。
おもいでガレージの問合せフォームから査定依頼をすると、あたなの愛車の価格がかんたんにわかります。廃車査定は現車を見せる必要がないのが特徴で、その場にいながら手軽に金額を知ることができるのです。
まずはお気軽に査定額を調べることから始めてみましょう!
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