最近ではゲリラ豪雨や巨大台風など、大雨による浸水被害がよくニュースに取り上げられています。浸水被害と聞くと思い浮かぶのは土地や建物ですが、車にも被害が及ぶ可能性が高いです。
もし自分の車が冠水してしまったときに、修理はできるのか、
保険が適用されるのか、不安に思う方は多いでしょう。
そこで今回は水没した車の修理や保険、廃車についての注意点をご紹介します。
目次
水没した車を修理するときに、ほとんどの場合は保険を使用することが可能です。保険に加入しているか、いないかによって修理時の費用は格段に変わります。
しかし、自動車保険に加入しても「車両保険」に加入していないと保険金が出ないことをご存じでしょうか。
保険には事故で第三者を死傷させたり、ものを壊したりした場合の対人・対物補償と、運転者や同乗者が死傷した場合の搭乗者傷害補償、そして事故で車が壊れた場合の車両保証「車両保険」があります。車両保険に加入していれば、水没した車の修理代金を補償してもらうことが可能です。
しかし、車両保険の加入者は任意保険加入者全体の約4割と少ないため、一度ご自身が車両保険に加入しているかどうかを確認しておきましょう。
また通常、事故などにより保険金を請求すると3等級ダウンし割引率が下がりますが、水没による車の損害は1等級のダウンだけで済みます。そのため、他の事故などによる保険請求よりも利用しやすいことが特徴です。
ただし、補償される金額は、加入している保険の内容により異なり、修理代金のすべてを賄えない場合もあるため、車の被害状況と合わせて慎重に検討する必要があります。
水没した車を修理するかどうか判断するのは、素人には難しいものです。水没した車を修理するときの基準は、車がどの部分まで水に浸かったかが重要になります。
一般的には、マフラーの排気口、バンパーの下面あたりまで水が浸水していると、車が停止する可能性があるため、修理は難しいとされています。
また、どこまで水に浸かったかによって修理時の車両保険金も変わってきます。しかし、車が全損の場合でも、保険金をもらうことは可能のため、車両保険金を元に車を修理するか、破棄するかを検討するのも良いでしょう。車両保険金の目安は以下の通りです。
【シートの上まで水に浸かった場合】
50万円~車両保険金100%(全損)で、保険金が支払われる可能性があります。
【シートの下まで水に浸かった場合】
25万円~車両保険90%程の保険金が支払われる可能性があります。
【フロアーカーペットまで水に浸かった場合】
5万円~車両保険80%程の保険金が支払われる可能性があります。
なにより修理を考える際は、できるだけ早く決断する必要があります。早く決断することで車への被害の拡大や修理費を削減できる可能性があるからです。ただし、早く決断しすぎて間違った判断をしてしまうことがあるため、1度修理会社に相談してみることをおすすめします。
修理が難しいときや、修理費を保険で支払うことが難しいときには、車を処分するのが最適ですが、水没した車の廃車費用は、依頼する業者によって変わってきます。
通常廃車にする場合には、その車を買ったディーラーや普段車検などの整備をお願いしている整備業者に依頼します。
この場合には動かなくなった車を運ぶための「レッカー代」、車を廃車手続きするための「廃車代行手数料」などの費用が発生します。
また、水没した車の買取を行う業者もあります。このような業者は、車を運ぶレッカー代や、廃車代行手数料などの費用が発生しない場合があり、車を持ち込めばお金がキャッシュバックされるなどお得です。
廃車を検討する際には、一度買取業者に相談してみましょう。おもいでガレージでも水没車・水害車・冠水車等の買取を行っていますのでお困りの方はご相談ください。
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いかがでしたでしょうか。今回は水没した車の修理や保険、廃車についての注意点をご紹介してきました。ゲリラ豪雨や巨大台風はいつどこで遭遇するかわからず、車の水没は他人事ではない身近なものです。
もし災害により車が水没してしまったときには、今回ご紹介した内容を参考にして、うまく対処するようにしてください。
廃車をするにあたって最初の一歩は『あなたの愛車の価格を知る』ことです。
おもいでガレージの問合せフォームから査定依頼をすると、あたなの愛車の価格がかんたんにわかります。廃車査定は現車を見せる必要がないのが特徴で、その場にいながら手軽に金額を知ることができるのです。
まずはお気軽に査定額を調べることから始めてみましょう!
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