車のサンルーフから星を眺めたことがありますか?
東京の夜空では星というよりも、きらびやかなネオンが目に入るかもしれませんね。車内から見える夜景は特別なもので、ロマンチックな雰囲気を感じさせてくれます。シチュエーションや同乗者が適していればなおさらのことでしょう。
晴れた空、はどうでしょうか。日中のすがすがしい青空は、心地の良い開放感がうまれそうです。天窓を開ける開けないにかかわらず、ガラス越しに見える風景はおおいに気分をあげてくれそうな気がします。
みなさんがサンルーフを持つカーライフをイメージした時、まずはこういった気持ちの効果を期待するのではないでしょうか。
これはたとえば家を選ぶときも同様でしょう。部屋の窓からの採光は気になるポイントだと思います。南向きの部屋に人気が集まるのは、おおよそそういった理由からです。
その延長から、とまでは言いませんが、やはり購入後のカーライフを考えた場合、自分が想像する理想形を求めると、サンルーフは優先順位の高いオプションだと思います。
目次
そもそもアメリカの高級車市場では、本革シートとサンルーフは必須の装備だといわれています。
その実用性はさておき、一種のステータスとして車にはつけるもの、として認識されているようです。
今ではあまり聞かなくなりましたが、かつて日本でも車における“三種の神器“というものがありました。
本革シート・サンルーフ・マルチ(メーカーナビ)です。またの名を”全部付き“とも言われていました。
ちなみに、昨今ではワンボックス車の人気が高まっていることから、それ用の最強装備と呼ばれているものがあります。
ツインサンルーフ・両側パワースライドドア・ツインナビ(前後席ナビ)です。
称して“ツイン・ツイン・ツイン”といいます。(私の周りだけかもしれません・・)
サンルーフの実用面は実際どうなのでしょうか。
いくつかのメリットと、デメリットがあるようです。
良い面は
などがあげられます。
よろしくない面は
継ぎ目やゴムの劣化から生じるものです。ほか、電動モーターの調子が悪くなると、開かなくなったりします。
車両重量が20kgから30kg重くなると多少燃費に影響します。だいたい子ども一人分の重さです。
カバーが間にあり直接ガラスではない場合は、あまり気にならないとも言われています。
専門家や自動車に明るい人ならともかく、私たちが普通に乗る分には、感じ取れる人はまれかもしれません。
だいたい10万円前後が一般的な価格です。
サンルーフがついていると、売却時の査定額があがるといわれています。
ディーラーや買取店が査定をする際には、プラス要素として加点の材料になります。
これは再販するにあたり国内の需要があるからですが、しかしそれ以上に、海外への輸出に目をむけると大きく差が出てきます。
サンルーフの有り無しはとても重要な項目で、ついていないと持っていかない国もあるといわれています。中古車の海外輸出は、東南アジアやアフリカ、中南米など、比較的気温の高い国がその大半を占めます。
普通に考えると、サンルーフあるとよけいに熱くない?と疑問が湧いてきます。しかし、サンルーフはやはりステータスとして見られている側面が大きいようです。使う使わないはともかく、付いていること、これが重要なのです。(もちろんこれ以外にもいくつか理由はあります)
車を売るタイミングにも考慮したいところです。年数もたち廃車に近い場合、サンルーフがついているから10万円アップ、とはなかなかならないでしょう。
しかし3年落ち、5年落ち、でまだまだ査定額が十分に残っているタイミングでは、そのリターン効果は高いといえます。いつ車を売るか、というのも重要なポイントになってきますね。
かつては、そのイメージや実用性から重宝されてきたサンルーフです。しかし今では、少し世の中の考え方が変わってきているように感じます。
より現実的に物事を考える風潮が若者を中心に増えてきています。欲しい、欲しくないという主観あるいは物欲よりも、それを付けたことによりどんな実質的なメリットがあるのか、をより冷静に考える傾向です。
すなわち、サンルーフを10万円でつけて、それ以上のバリューがうまれるか、という考え方です。安い買い物ではないのですから当然といえば当然ですが、一昔前のように憧れから入るという代物ではないのかもしれません。
サンルーフをつけるつけないは、個人の嗜好であり一概にどちらが、という答えはないでしょう。昨今はグローバルな世の中です。実用面からの判断だけではなく、総合的な視野で考えたいものですね。
廃車をするにあたって最初の一歩は『あなたの愛車の価格を知る』ことです。
おもいでガレージの問合せフォームから査定依頼をすると、あたなの愛車の価格がかんたんにわかります。廃車査定は現車を見せる必要がないのが特徴で、その場にいながら手軽に金額を知ることができるのです。
まずはお気軽に査定額を調べることから始めてみましょう!
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