今年の夏はラニーニャ現象が発生すると予想され、猛暑の予想が出ています。それだけ部屋や車内で、エアコンをつける機会が増えていきます。
カーエアコンは40年ほど前までは高級装備で1万台に1台ほどしかなかったそうです。今では当たり前になったエアコンですが、つけすぎると燃費がかさんでしまうイメージがありませんか。
そこで、少しでもエアコンの効率を上げる方法やエアコンの仕組みを知っておきましょう。
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A/Cのボタンを見たことありますよね?意外とその使い方を知らない人も多いのではないでしょうか。単純に言えばA/Cボタンを押さなければ冷風(冷房)は出てきません。
車のエアコンというのは、家庭のエアコンとは違って冷暖房両方あるわけでなく、コンプレッサーを動かして冷風を作り出す機能しかありません。つまり冷やすこと専用です。
コンプレッサーとは簡単に言うと圧縮機です。エアコンガスを圧縮させて半液化となった冷媒を循環させている途中に、コンプレッサーで高圧をかけ、霧のように噴射させて気化させる仕組みです。
エアコンがいちばん大きな力を使うのはコンプレッサーを動かすことです。ですからこの作業が一番ガソリンを使います。環境省によるとエアコンを使うと約12%燃費が悪くなるそうです。
コンプレッサーは、「空気を冷やす」ためだけでなく「空気を除湿する」という大きな役割を果たしています。
窓ガラスの曇りをとるときにも使う機能です。外気や内気をエアコンが取り込んだとき、まず空気を3~5℃まで冷却しエバポレータという部品で除湿を行います。最大に冷やしたあと、冷却水等で適温に調整し、室内に送り込む流れです。
温度を低く設定したり、風量を強めると、その分燃費も悪くなるイメージがありますよね?
実は、設定温度や風量は燃費にほとんど影響しません。意外かもしれませんが“冷えるまでは設定温度を下げて強風にする“ことが一番です。
温度設定を上げても下げても、コンプレッサーは同じ働きをするので、温度を下げる時はいっきに冷やした方が効率が良いというわけです。
当たり前かもしれませんが、外気循環では暑い外の空気を取り込んでいる状態なので、車内の温度を下げるのに効率的ではありません。
そこで、内気循環の出番です。
冷えた車内の空気をさらに循環させる事で、効率的に車内を快適な温度にする事ができます。
冷房の時は、吹出し口は顔に向けるのではなく、上に向けるようにします。冷気は上から下へ降りてきますので、全体を効率よく冷やすことができます。
(暖房の場合は冷房とは逆で、暖かい空気は上に溜まるので、吹き出し口は下向きにしてくださいね。)
また通常、内気取入れ口は助手席足元にあります。そこに荷物を置いて空気の通り道をふさがないようにし、空気の流れを考えて冷気を循環させましょう。
しかし、真夏の灼熱の車内では内気循環の風量MAXでもすぐには涼しくはなりません。
まず、外気循環にして窓を開けて数分間走行し、車中の熱い空気を外に出してあげることが重要です。むやみにエアコンを使うことは、バッテリーに負担がかかるだけでなく、放っておくと冷却水の水温が上がり、オーバーヒートを起こす原因にもなりますので注意が必要です。
夏はエアコンが大活躍する季節です。
しかし酷使のしすぎにはくれぐれも注意しましょう。体調を崩す原因になりますし、経済的には燃費も悪化します。窓を開けて空気を入れ替えたり、適切なエアコンの調節で、暑い夏をのりきってきましょう。
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