しまった! レンタカーを使用中に駐禁を取られた!
借り物のクルマでこんな事態におちいったら、どう対応すればよいか不安になる方も多いと思います。
罰金はどうなるんだろう。
レンタカー会社が全額もつ? 自分がもつ? まさかとぼけてそのまま返却してしまおう、なんて考えていませんよね!?
違反点数はどうでしょう。
マイカーではないから、違反の対象にならない!?はたしてそんな都合のよいことがあるのでしょうか。
自分のクルマならともかく、レンタカーを借りているという特殊なケースでは、どうすればよいのかわからない方が大半かもしれません。そこでこの記事では、レンタカーを使用中に駐車違反をしてしまったときの対処法をご紹介します。わかりやすくシンプルにお伝えしていきますので、ぜひ参考にしてみてください!
目次
駐車禁止違反を取られると、レンタカー会社から事実確認の連絡があなた宛てに入ります。なぜ違反したことが伝わってるのか不思議に思う方もいらっしゃるでしょう。これは取り締まった警察が、すぐにレンタカー会社に連絡を入れるからです。
駐車禁止違反をとられたら
まずはレンタカー会社から連絡を待つ。
または自分からすぐに連絡を入れる
電話でレンタカー会社と話す内容は以下のとおりです。
レンタカー会社からの連絡内容
1)最寄りの警察署への出頭依頼
2)所定の手続きを受けるよう言われる
・青切符を受ける
・違反点数を付加される
・罰金を支払う
3)返却時に諸書類を提出
・警察で受け取った書類
・領収書
マイカーで違反したときは、警察署に出頭をする必要はありません。納付書が届くのを待って支払えばそれでよかったのです。
マイカーでの駐車違反について詳しくはコチラ
▶ 出頭ナシ!違反点数ナシ!罰金納めるだけ!駐車違反後のベストな対応方法とは
しかし、レンタカーで駐車違反した場合はそうはいきません。車を返却するまでに、警察署へ出頭、違反の諸手続きを済ませる必要があります。
警察署に出頭すると、違反の青切符をきられます。そこで違反点数が加算されてしまうのです。
マイカーであれば、違反点数は加算されないのに、レンタカーだと加算される。なんだか納得いかない話ですよね。
実はこれは警察署へ出頭してしまうから起きることです。出頭すると手続きをするうえで青切符をきられ反則金を支払います。このときに点数が加算されてしまいます。一方、マイカーの場合だと納付書が届いたらそれを支払うだけ。青切符がありません。そのため違反点数はかからないのです。
ではなぜ、レンタカー会社は出頭をお願いしてくるのでしょうか。それにはつぎのような理由があるからです。
【出頭を求めてくる理由】
1)罰金の納付書がレンタカー会社に届いてしまうため
レンタカーの場合、ドライバー(利用者)が違反の諸手続きをせず、そのままにしてしまうと、レンタカー会社が罰金の支払い責任を負わされることになります。中には、そのまま逃げてしまう心ない利用者もいます。違反の対象がレンタカー会社に移ることを防ぐために、違反当日の諸手続き完了を利用者に求めてくるのです。
2)罰金の支払いが続いた車両は一定期間の使用制限がかかるため
駐車違反を取られた日から、前歴がなく、6ヶ月以内に3回以上、罰金の支払いがあった場合、レンタカー、マイカーに関係なく、一定期間の使用制限がかかります。
ドライバー(利用者)が違反の諸手続きをしないと、罰金の支払いは車の所有者であるレンタカー会社が支払うことになります。罰金支払いが続いてしまうと、一定期間貸し出すことが出来なくなり、商売そのものにも影響がでてしまいます。
レンタカーを返却するまでに、出頭して違反の諸手続きが出来なかった場合は、レンタカー会社に補償金を請求されます。
レンタカー会社に払う一般的な補償金
1)普通車の場合
¥25,000
2)中・大型車の場合
¥30,000
時間がなくて出頭できなかった
↓
レンタカー会社に補償金を払う
↓
後日、警察署へ出頭
↓
補償金が指定した口座へかえってくる
ちなみに、レンタカー会社があなたの代わりに違反の手続きや支払いをしてくれることはありません。
ほとんどのレンタカー会社は全国レンタカー協会(ARA協会)というところに加盟しています。この協会が運営している情報管理システムに、違反の諸手続きをしなかった利用者の個人情報が登録されます。
いわゆるブラックリストにのる、ということですね。この情報の有効期間は7年ほどと言われています。また、加盟しているレンタカー会社間で情報共有されているので、どこのレンタカー会社でも貸出を拒否されてしまいます。
違反処理をしないと、全国レンタカー協会のブラックリストにのる
いかがでしたか。レンタカーを利用中に駐車違反をしてしまったときの流れがご理解いただけたと思います。
●駐禁をきられたら返却する前に警察へ出頭する
●警察署で違反の手続きをすませる
●レンタカー会社にクルマを返却する
●もし出頭できなかったら、レンタカー会社に補償金を預ける
●補償金は一般的に25000円ていど
●違反手続きをしないで放っておくと、レンタカー協会のブラックリストにのってしまう
もしレンタカーで駐禁をきられてしまったら、速やかに出頭しましょう。放っておけばあとあと面倒なことになり、結局あなたが損をしてしまいます。そうならないためにも、たとえ少しのあいだ駐車するだけでも、なるべく近くのコインパーキングなどを利用する習慣をつけていきましょう!
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