テレビ番組や雑誌の懸賞で「一等 高級車が当たる!」なんてよく目にしますよね。実際に懸賞やモニターに当選した方もたくさんいます。
他にも、○○優勝!やMVP!などで、大きなカギをプレゼントする表彰式の場面など、見ていてうらやましくなります。しかし、実は当たったからと言っても単純に喜んでばかりはいられないのです。
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懸賞に当たって貰った車であっても、所得の一部と見なされ所得税がかかる事はご存じでしょうか。「当選して貰ったものなのに、なぜ税金を払わないといけないの?」と思ってしまいますよね。
懸賞で得た賞金や賞品は一時所得という扱いになり、50万円の特別控除を引いた額が課税の対象になります。確定申告をする必要があるのですが、実際は申告漏れも多いようです。
ちなみに、50万円以下の場合は確定申告の必要はありません。
一時的な収入で労働の対価でなく、資産の譲渡でもないものを指します。
車の評価額の60%の金額から特別控除額50万円を差し引いた金額×1/2が税額になります。思った以上の金額にびっくりしますよね。それだけではなく、次のようなものも自己負担になります。
自動車取得税・・・取得価格が50万円を超えたときにのみ
取得価格の3%(軽自動車であれば2%)
自動車重量税・・・新車の取得時に3年分をまとめて納付する
自賠責保険・・・対人保険に支払う費用。1台ごとに加入が義務付けられている
車庫証明手数料・・・車の保管場所の証明を申請するために、警察署に支払う費用
検査登録料・・・ディーラーに、ナンバーの取得をしてもらったり、検査登録をしてもらったりするための費用
リサイクル料金・・・廃車にする際のシュレッダーダストにかかる費用
これらの費用は、たとえ懸賞で当たった車でも当選者が支払う義務があります。
車種によって変わりますが、約20万円~30万円、軽自動車の場合は、費用は少し安くなり10万円くらいの諸経費がかかるとゆうことです。
さらに、当選した車の金額分、所得が上がりますので、当然翌年の住民税も高くなり、自分のお子さんを保育園に預けている方は保育料の値上がりなんてこともありえます。
当選したときに車を保管する駐車場や、諸経費を準備できるかなど、事前に確認しておきましょう。
まず、懸賞規約を確認して売却が可能か調べましょう。懸賞規約を確認してみると「当選から1年間は譲渡不可」の制約をつけている懸賞が多いようです。
この場合、1年間は車の名義が懸賞主催者で、1年が過ぎないと当選者に名義変更ができなくなっています。
もともと、車の名義が懸賞の主催会社やディーラーになっているケースが多く、売却が出来ない絡繰りになっています。
名義が懸賞主催者やディーラーの場合、委任状などの書類をもらわなければ変更することはできません。なので「こっそり売ってしまおう・・・」は通用しないわけです。
もちろん、車の所有者が当選者(あなた)になっていて、譲渡禁止期間がなければ車の売却は自由です。
モニター応募で車が当たった場合は、名義が当選者であっても、定期的に車の調子や乗った感想などを報告し、モニターとしての活動をしなければいけないので、当選してすぐに売却するのは難しいでしょう。
売却時に色々な縛りがあったり、コスト面でも全くの無料ではないとはいえ、本当に車が欲しくて当選したかたにとっては、ラッキーですよね!
一度でいいから当ってみたいものです。
廃車をするにあたって最初の一歩は『あなたの愛車の価格を知る』ことです。
おもいでガレージの問合せフォームから査定依頼をすると、あたなの愛車の価格がかんたんにわかります。廃車査定は現車を見せる必要がないのが特徴で、その場にいながら手軽に金額を知ることができるのです。
まずはお気軽に査定額を調べることから始めてみましょう!
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