みなさんは車を駐車したとき、パーキングブレーキをかけますか。
その時による、というよりは、おそらく習慣で分かれるのでしょうか。無意識でもかける人はかけますし、その逆も然りです。
教習所ではかけるよう教わります。自動車メーカーもそのように推奨しています。気分的にもかけておいて損はない気がします。どちらが良いか、といえば一般的にはかけたほうがいいようです。
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最近は足踏み式が主流ですが、少し前まではサイドブレーキといって運転席の横についている、棒状のレバーを引っ張り上げるタイプがほとんどでした。
横にあるからサイドブレーキと呼ばれていたわけですが、最近の若者は目にする機会が減ったことから、サイドブレーキと言われても、どのブレーキかわからない、といったこともあるようです。
私などは今でも、サイド引いた?と普通に足踏み式でも口にしてしまいますが。。
サイドブレーキのレバーを引いた時のギギっという音が、いかにもしっかり固定された感じがして、とても安心感がありました。本革巻きのステアリングとお揃いになっていると、スポーティな雰囲気がかもしだされ良い感じになります。
そもそもオートマチック車の場合、Pレンジに入れることで構造上動かないようになります。パーキングギアに爪を引っ掛けてトランスミッションを固定する仕組みです。それを聞くと、動かないならそれでいいじゃない、と普通に考えてしまいますよね。
しかし、この爪がそこまでの強度をもたないことから、衝撃で折れてしまうことがあるそうなのです。そういった意味から念のため二重にかけておきましょう、ということです。
もちろんパーキングブレーキをかけたら絶対大丈夫か、といったらそんなことはありません。
というのもパーキングブレーキにはそこまでの強度はないからです。こちらはワイヤーを後輪にひっかけてブレーキをかける仕組みです。切れてしまえばそれまでです。ですからあくまでも補助的な認識でかけましょう。
パーキングブレーキの弱さを実験、というか体験できることがあります。慌てているときにパーキングブレーキを解除せずに走り出してしまった事、ありませんか?みなさんも一度や二度はあるかと思います。
私も何度もやってしまうのですが、気付かずしばらく走っているうちに、何かスピード出ないなあ、などと不思議に思い、インパネを見るとブレーキの警告灯が! しまった、またパーキングかけたまま走ってしまった、となるわけです。
この事から、おっちょこちょい具合が分かる、という話しではなく、いかにパーキングブレーキが頼りないか、ということが身をもって分かるのです。
ちなみに寒い場所で長時間駐車していると、このワイヤーが凍結してしまい、ブレーキ解除が不可能になるケースがあります。ですから寒冷地では、パーキングブレーキをあえて使わないことが推奨されているようです。
などがあります。
昔、積載車にMTのシルビアを載せて走る機会がありました。そこでサイドブレーキをうっかりかけ忘れ、なおかつギアをかませずに(ニュートラルで)走り出してしまったのです。当然、振動で車体が動いてしまい、後ろのあおりにぶつかり、危うく大惨事になるところでした。とても悲しい思い出です。
パーキングブレーキをかける手間はわずかです。そのシチュエーションで(たとえば坂道とか)かけるかけないを決めてしまうと、いつもの習慣からうっかり忘れてしまったという事にもなりかねません。
何も起こらなければ良いのですが、何かのはずみやアクシデントで、被害者になったり、あるいはもしかすると加害者になってしまう事もないとは言えないのです。Pレンジを過信せずに、補助的な意味合いでもパーキングブレーキをかけるにこしたことはないでしょう。
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