排気ガスを出さない環境に優しい自動車として、電気自動車は近年高い注目を集めています。しかし、ガソリン車との違いについていまひとつ分からないという方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、電気自動車の充電設備や走行距離、維持費や仕組みなどについてご紹介します。
目次
電気自動車とは、外部から充電した電気をエネルギー源とし、モーターにより走行する車のことです。資源制約や環境問題への関心の高まりから、注目度も高まっています。
電気自動車の運転方法は、ガソリン車と変わりありません。
アクセルを踏むと、踏んだ量に比例して電気がモーターに伝達され車が走行する仕組みになっています。
電気自動車の多くは、リチウムイオンバッテリーという、スマートフォンなどにも使用されているバッテリーが用いられています。鉛酸バッテリーやニッケル水素バッテリーなどと比較すると、単位重量あたりの蓄積量が大きく、エネルギー密度が高いという特徴があります。
つまり、同じ大きさでも、リチウムイオンバッテリーの方がよりたくさんの電気を蓄えることができるのです。
また、電気自動車のモーターは発電機としても機能するため、ブレーキをかけた際に発電・充電することが可能です。しかし、電気の出し入れを行う際に約30~40%ロスが発生するため、永久に走行できるわけではありません。
電気自動車が充電満タンのときに走行する距離を「航続距離(こうぞくきょり)」と呼びます。車種によっても異なりますが、電気自動車の航続距離は90~200kmが一般的です。
ガソリン車は、ガソリン満タンの状態で400kmを越えて走行することができるため、電気自動車はその半分、または半分以下しかありません。
しかし、1日の走行距離が短い方にとっては、電気自動車の航続距離でも十分です。買い物や送り迎えなど、ちょっとした用事にしか車を利用しない方であれば、電気自動車の航続距離はとりわけ問題にならないといえるでしょう。
電気自動車の充電設備は、大きく分けて「普通充電設備」と「急速充電設備」の2種類があります。
普通充電設備は「100V」と「200V」に分かれており、5~8時間ほどで充電することが可能です。急速充電設備と比較すると設置費用の負担が少ないため、住宅や宿泊施設、時間貸し駐車場などに設置されています。
一方、急速充電設備とは、高い電圧と電流を流すことによって、約30分で80%まで充電することができる充電設備です。主に高速道路やコンビニなどに設置されており、出先での継ぎ足し充電や、緊急充電などに適しています。
車を維持するためには車を整備するための「メンテナンス費用」と、車を走行させるための「燃料費」が必要です。
電気自動車はガソリン車と比較すると部品が少ないため、メンテナンスする部分も少ないといわれています。エンジンオイルの交換なども不要であり、タイヤ交換程度のメンテナンスで済ますことが可能です。
また、電気自動車は、ガソリン車と比較すると燃料費が非常に安いです。料金が安くなる夜間に自宅充電を行えば、1円あたり約1km走行することができます。
現在のガソリン価格は10kmあたり130円程度であるため、ガソリン車で考えると1lの料金で約130km走行できる計算になります。
しかし、ガソリン車と比較すると、街中での燃料補給ポイントが少ないことが課題です。遠くに出掛ける際は、事前にルート周辺に充電スタンドがあるかどうかを確認しておきましょう。
車両本体価格が高いといわれている電気自動車ですが、維持費などの観点から見るとメリットは大きく、環境への配慮も優れています。各地方自治体から補助金が出る場合もあるため、電気自動車の購入を検討している方は確認しておきましょう。
近年、新しい電気自動車の提案が続々とされており、今後ますますの発展が期待されます。
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