自動車保険と一言で言っても、加入者のほとんどが保険会社の勧めるプランで『なんとなく』入っているというのが実状ではないでしょうか。
もし運転中に歩行者と事故を起こしてしまったら?
駐車場でうっかり隣の車に接触してしまったら?
そんな万が一に備えて自動車保険は不可欠です。
しかし、日本損害保険協会のまとめによると、2014年現在、自動車保険の加入率は全国平均で73.4%に留まっています(対人賠償および対物賠償)。つまり、4台に1台は保険加入せずに走っていることになります。
ただし、これはJA共済保険などの自動車共済保険は含まれていません。共済保険も含めると約85%の加入率だそうです。それでも15%は未加入、5~6台に1台は未加入ということです。
自動車は都市部などを除けば生活になくてはならない存在です。毎日運転するという人も多い中で、不運にも自動車保険未加入の車と接触してしまったらと思うと怖いですね。
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車検の時に加入が義務付けられている自賠責保険、いわゆる強制保険だけで充分だという人も時々いますがそれは大きな間違いです。自賠責保険はあくまで歩行者など第3者に対して怪我を負わせてしまったり死亡させてしまった時だけ適用され、限度額もあります。
ご自身の怪我はもちろん、同乗者の怪我も対象外です。さらに相手の車の修理費用や壁、ガードレールといった物に対する修理費用についても対象外です。
自動車保険に加入しない人の理由としては一概には言えませんが、経済的な理由が多いようです。もっと不運なことに、車検が切れた車と接触事故を起こしてしまうと、上記の自賠責保険も切れてしまっているので適用されません。経済的に弁済能力が無い相手だったとしたら、被害者としては泣き寝入りするしかなくなってしまいます。
そんな時に頼りになるのが、ご自身が加入している自動車保険なんです。
搭乗者傷害や人身傷害といったオプションが付いていれば、こうした無保険の相手との事故であってもご自身や同乗者の怪我などが補償されるので心強いです。特に人身傷害については、搭乗者傷害の弱点を補う面でも加入しておきたいオプションです。
搭乗者傷害は、怪我の種類や症状、部位によってあらかじめ決められた金額を補償するのに対して、人身傷害は治療にかかった実際の費用や仕事を休んだことによる休業補償、さらには精神的損害といったとても広い部分までカバーします。
さらに、相手との示談の進行具合に関係なく、保険会社からすぐに補償を受けられるのも大きなメリットです。
自動車保険というと、人様に迷惑をかけないために加入するイメージが強いですが、万が一の時に自分や同乗者である家族や友人を守るために加入する、という視点で考えてみる必要もありそうです。
保険というのは実にわかりにくい商品です。なぜなら形のない無形商品であり、車のように試乗したり、洋服のように試着、食べ物のように味見もできません。だからこそ『なんとなく』加入しているというのもうなずけます。
でもいざ事故が起きてしまったときに使い物にならない契約内容だった、なんてことは避けたいものです。もし自動車保険の更新の案内が届いたり、加入している保険の担当者と会う機会があったら、もう一度自分の契約内容を確認してみてはいかがでしょうか。
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