長年連れ添った愛車には、昔から乗っているからこそ愛着があります。しかし、出会いがあれば別れもあるもの。いつかは愛車を手放すときが来ます。手放すのは良いが、せっかくならば中古車として売って誰かに乗り継いでほしい、という方もいるでしょう。
しかし、車の状態によっては査定金額が大きく異なり、売っても希望通りの買取金額にならないこともあります。ここでは、車の年式や損傷状況などの査定対象の中でも、走行距離にとくに注目してみたいと思います。
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中古車を買取ってもらう際には、業者が細かいところまで査定します。査定の対象となる部分は以下の通りです。
実は、車体のカラーは査定対象の中でも重要なポイントです。同じ年式、モデルの車でも人気のカラーの場合は査定額が高くなります。その他、車体のへこみや傷、ライトやアンテナなどの破損状態を確認します。
内装はきれいにしているつもりでも、実は汚れがたまっている部分があります。汚れの状態によっては、交換が必要だと判断され、査定額が大幅に下がってしまうでしょう。また、匂いに関しても厳しく査定されることがあります。特に、タバコや動物の匂いなどを不快に思う利用者もいるため、多くの場合はマイナス評価です。
平均的な車の年間走行距離は、普通車が1万km、軽自動車で8,000kmだといわれています。車の年式と総走行距離から計算した年間走行距離が、平均を下回っていると比較的高額で査定されます。ただし、走行距離が短くても、車をしばらく作動させていないために機械部分の調子が悪くなっている場合は査定額が下がるため、必ずしも短い走行距離が有利だとはいえません。
古くなったエンジンから異常な音が出ていないか、オイルやプラグの状態は正常か、パーツは改造されていないか、などの機械・部品系も丁寧に査定されます。
一般的には、走行距離が10万km以上の自動車が過走行車とされています。年間の走行距離の平均が、1万kmであるといわれているため、10万kmはおよそ10年分の走行距離です。
過走行車が特別視されている理由は、10万km以上走行するとエンジンやさまざまな部品の耐久性が落ちるとされている点にあります。しかし実際は、オイル交換やタイヤチェックなどのメンテナンスを定期的に行い、無茶な運転をしていなければ10万km以上走行していても問題なく作動することがほとんどです。
また、使用環境やドライバーによって、走行ペースも大幅に変わります。タクシーやトラック運転手など、職業として車を運転している方の場合、10年間の使用で20~80万kmを走行していることもあります。
しかし、走行に問題がなかったとしても、10万kmを境に中古車買取の査定額も大きく変わってくるため、自動車を買取に出す際は、走行距離10万kmを目安にすると良いでしょう。
結論からいえば、買取ってもらえる走行距離にハッキリとした限界はありません。ただし、距離に応じてもちろん査定額は変わってきます。一般的に、査定額に関する走行距離の大きな境目は、5万km以上と、10万km以上であるといわれています。
例えば、4万9,000kmの車と5万1,000kmの車があった場合、前者の方が、査定額が大幅に高くなる傾向があります。また、9万9,000kmの車と10万1,000kmの車の場合でも同様に、査定額に差があるでしょう。
車を中古車として売る場合は、外装や内装、機械部分など気にするべきポイントが多くあります。その中でも、とくに走行距離は10万kmを超えると査定額が大きく変わってきます。車を買取に出したいときには、走行距離を確認してから査定依頼を行いましょう。
廃車をするにあたって最初の一歩は『あなたの愛車の価格を知る』ことです。
おもいでガレージの問合せフォームから査定依頼をすると、あたなの愛車の価格がかんたんにわかります。廃車査定は現車を見せる必要がないのが特徴で、その場にいながら手軽に金額を知ることができるのです。
まずはお気軽に査定額を調べることから始めてみましょう!
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