今まで乗っていた車のナンバープレートの番号が、気に入った番号の組み合わせなら、「車を廃車にした後でも引き続き同じナンバーを使いたい!」と考える方も多いのではないでしょうか。
しかし、廃車にする際にナンバープレートを陸運局に返却しなければならないため、廃車後のナンバープレートをとっておくことはできません。では、気に入った番号のナンバープレートを新しい車にもつけたい場合は、どうすれば良いのでしょうか。
今回は、車のナンバープレートを変更しないために、廃車後に陸運局で行う手続きについてご紹介します。
目次
廃車には、売却や譲渡などにより登録識別情報を書き換えるために行う「一時抹消登録」と、車を解体して完全に廃棄するための「永久抹消登録」の2つがあります。
ナンバープレートは登録されている自動車に対して一時的に貸し出されているもので、廃車手続きを行う際の申請と同時に必ず返納する義務があります。愛車の思い出にナンバープレートをとっておきたいと考える方もいるかと思いますが、偽造防止など防犯の観点からナンバープレートを保管しておくことはできません。
しかし、返納したナンバープレートと同じ番号を申請することは可能です。車を買い替える場合、前のナンバープレートを返納後、新しい車両を登録する際に以前と同じナンバーを申請しましょう。
新しい車を登録する際は、新しいナンバープレートが発行されます。以前はナンバープレートの番号は自動で決められていたため、好きな番号を選ぶことはできませんでした。
しかし、1999年5月から導入された「希望番号制度」により、申請すれば好きな番号を選ぶことができるようになりました。地域や車両区分、ナンバープレートの種類によって異なりますが、料金は普通車で約4,000円です。
申請後に料金を納めることで、希望の番号を手に入れることができます。また、申請代行費用を払えば代わりに希望ナンバーを申請してくれる販売店もあるため、買い替え時に希望する番号を伝えれば対応してもらえるでしょう。
希望ナンバーを申請する際は、いくつかの注意点があります。
好きな番号を選ぶことができるのは、大きく表示されている4桁の番号(一連指定番号)のみです。地名やその横にある1~3桁の数字は、管轄する陸運支局や登録する自動車の種類により決まる名称と数字のため、以前と異なる地域や排気量の車に乗り換えたい際には変わってしまいます。車両番号の左にあるひらがなも選ぶことはできません。
また、ゾロ目など人気の集中する番号は抽選となるため、必ず取得できるとは限りません。
希望ナンバーは申請されてから製造されるため、早くても入手できるのは4営業日後です。余裕をもって申請しましょう。
希望ナンバーは陸運支局の窓口で直接申請するほかに、インターネットから申請することも可能です。インターネットでの申請手続きは以下の手順で行います。
1. 自動車標板協議会のWEBサイトにアクセスして、「新規申込」から連絡先情報を記入します。
2. 完了するとメールで希望ナンバー申請ページのURLが送られてきます。申請は24時間以内にする必要があるので注意してください。
3. 申請ページで必要事項を記入して、希望ナンバーを入力し登録が完了すると申請確認メールが届きます。
4. 登録情報の照合確認が完了すると翌日振込先の連絡メールがあり、指定通り申請費用を振り込めば手続きは完了です。
発行される予約済証を印刷して陸運支局に持って行き、新しいナンバープレートを受け取ります。
廃車後のナンバープレートをそのまま引き継ぐことはできませんが、同じ番号を申請して新規登録することは可能です。
ただし、人気のナンバーは抽選となるため、希望ナンバーが必ず手に入るとは限りません。
お気に入りのナンバーと末永くお付き合いするためにも、買い替えが決まった場合はなるべく早めに行動しましょう。
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